第149話 ウソをつくと……

「えェ……、あの人……」

 姉の麗香の事だろうか。


 やはり僕が黙って彼女の住所ところへ行った事は筒抜けなのか。



 一瞬、返答に困った。

「うゥ~ン……😔💦💦💦」

 正直に、『給付金の十万』で、ロリータを譲り受けたとは言えない。



 いくら何でも、それでは姉の行為が薄情でだろう。


 ロリータを傷つけないように説明するのは至難のわざだ。



 やがてロリータは視線を逸らせ、哀しげな笑顔を浮かべた。



「別に…… 麗香あのひとがなんて言おうと構わないけど」

 少しふて腐れて、あきらめたような口調だ。



「うン……😔💦💦💦 お姉さんの麗香さんも…… ロリータが元気にしているかッて、心配していたよ」

 ついロリータを気遣って話しをってしまった。



「フフ……、下手ヘタクソよねェ……✨😌✨✨ お兄ちゃんッてェ……」

「え…、な、何が……?」


「決まってンじゃん…… ウソをつくのが、よォ~……✨😌✨✨」


「えェ…、いやァ~、別に、ウソッてワケじゃないけどォ~……😓💦💦 何でだよ」

 まるっきりウソと言うワケではないが何で、こんなにすぐバレたのだろう。



「フフ……、お兄ちゃんはウソをつくと鼻の下に汗をかくのよ」



「えェ……❓❓」マジか……。

 慌てて、鼻の下を手の甲でゴシゴシッとぬぐった。








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