第219話

 モノの数秒で、ヤンキーの一人が戦闘不能だ。



 それを横目で見ていた金髪のイケメンヤンキーが、慌ててボクシングの構えをした。



 怒りで目がギラついている。

「くゥ……、テメェ……✨⚡⚡

 ッざけなよォ~……✨😡⚡✨」

 少しはボクシングの心得があるようだ。



「シュッ、シュッ」と左ジャブを放った。



「フフ……」だが、アキラは余裕しゃくしゃくと言ったように、スウェーバックでジャブをかわした。



 軽いフットワークから右の強烈なローキックが、イケメンヤンキーの膝元ひざもとに突き刺さった。


 バッシィッとひざの骨が折れそうなほど強烈な下段回し蹴りだ。



「うッぐゥ……」金髪ヤンキーは顔をしかめ体勢が崩れた。


 まともに喰らったようだ。



「フフ……」アキラはもう一発、ローキックをお見舞いしようとした。



「うゥ……!」

 とっさに、金髪ヤンキーは膝元のガードを固めるが、アキラのキックは途中で軌道を変えた。



「えェ……😲💦💦💦」







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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