第142話 ロリータをゲット✨😆🎶✨

「ど、どうも……😔💦💦💦」

 大の大人が財布に五千円しか入ってないので頭を下げた。

 


 せめて、ここへ来る前に一万円札を数枚ほど用意しておくべきだった。



 まったく、これではガキのお使いだ。

 情けない限りだ。



「まァ~…、いいや…… 今度は、ちゃんと十万用意しておけよォ~……😒✨✨」

 麗香は、キッと横目で僕を睨んだ。




「えェ……、はァ~…😔💦💦」

 彼女の言う通りだ。



「あとで、金を取りに行くから名前と住所と連絡先をそこに書いておけ」

 麗香は、テーブルに置いてあるメモ用紙をアゴで差した。



「はァ~…😔💦💦💦」

 僕は仕方なく彼女の命令に従い、住所と名前を書いた。


 市内……。

 【岬 明日朗】



「ふゥン……、みさき 《あすロー》か」

 麗香がメモを覗き込んだ。


「いえ、明日のほがらかッて書いて、【ともロー】ッて読みます……😅💦💦」

 なかなか正確に読む人はいない。



「え、トロロー❓❓」



「ン……😔💦💦💦」舌ッ足らずなのは、ロリータと同じようだ。



 けれども、これで本当に良かったのだろうか。


 給付金のでロリータをゲット出来たのだ。



 どう考えてもだろう。



「では、改めて挨拶にうかがいます……」

 そそくさとロリータの着替えの入ったリュックを抱え、帰り仕度じたくを始めた。



 玄関で靴を履いていると、麗香は視線も合わせず廊下の壁にもたれて立っていた。



「あのォ…… お邪魔しました……」

 僕は丁寧に頭を下げた。









∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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