第13話 妹になってあげるよ😆🎶✨

 こんな美少女と裸に近い状態で、密着したことは生まれて初体験はじめてだ。



 緊張と興奮のため全身が震えてしまった。

 


 しかし美少女ロリータに興奮していたら、それこそ『ド変態』だ。



『ゴッホン……』

 咳払いをし、さり無く意識してないようによそおった。



 取り敢えず、風呂場でバスタブの中に手を入れ湯加減を確認した。



「ンゥ……😓💦💦」

 少しぬるいが真夏なので、このままかしながらでも入れなくはない。



 すぐに、ボイラーの点火レバーを回した。

 


「ねぇ~……🎶✨ お兄ちゃん……😆🎶✨

 お兄ちゃんのママはァ~……❓❓」

 不意に、僕の背中でロリータが訊いてきた。


「え……、ああ、僕のお母さん……💦💦

 お母さんは、ねぇ……😔💦💦💦」

 少しだけ本当のことを言うか、それとも嘘をついて誤魔化すか考えた。



「ハッハハ…… そうだな……

 お母さんが居たら、こんなバカ騒ぎ出来ないだろォ~……😅💦💦💦

 きっと文句を言ってくるよ」

 結局、正直にりのまま真実を伝えることにした。



 たぶん母親が元気に生きていれば、僕以上にロリータの面倒を見てくれただろう。

 母親も生前は可愛らしい女の子が欲しいと願っていた。



「フフゥ~ン……、ママ、どっか旅行でも行ってるの❓❓」


「え……、まァ~、ちょっと、ねぇ……

 天国の方に……✨☝✨✨」

 おもむろに天を見上げ指を差した。


 

「え……😓💦💦 あ……、そうなの……

 ごめんねェ…… お兄ちゃん」

 さすがに小悪魔のロリータも、こっちの気持ちを察してくれるようだ。


 済まなそうに軽く謝罪した。



「いや、別に……😅💦💦 もうかなり昔の事だからねぇ……」

 力なく微笑んだ。


 早いモノで母親が亡くなって、五年の月日が流れた。


 反抗してばかりで、どうして生きている間に、もっと優しく出来なかったのか。


 今となっては悔やむばかりだ。



「じゃァ~……、パパは❓❓」

 さしものロリータも気に病んだのか、少しトーンを落とした。



「ン…… お父さんも都心のマンションで、後妻さんと二人で暮らしているよ」

 後妻とは、親娘ほど離れた『歳の差婚』だ。



 スゴく若くて綺麗な後妻で、まだ女子大学生だ。

 僕とは、ひとつしか歳が離れていない。

 戸籍上は義理の母親だけれど、とてもではないが母親とは呼べない。



 僕にとっては単に、父親のパートナーと言う認識だ。




「じゃァ~…、ここには誰と住んでるの❓」



「ン…… ここは、元々、祖父ジーさんの屋敷だったんだ」

 


「へェ……😆🎶✨ じゃ、おジイちゃんと一緒に住んでるンだァ~……」



「いや、祖父ジーちゃんも、どっか旅行に行ってるから…… 今は、僕一人だよ」

 信じられないことだが、ジーちゃんも若い女性の尻を追いかけて、日本じゅうを飛び回っていた。



 良い歳をして情けない限りだ。



 こうして改めて考えてみると、僕の家系は祖父ジーちゃんも親父オヤジも女性に対してアグレッシブなタイプばかりだ。



 積極的に女性を口説いていく肉食系狩猟民族と言って間違いない。



 ただひとり僕だけが消極的な草食系オタクだ。

 未だに彼女も出来ず、童貞チェリーボーイだった。




「えェ…… マジィ~~……😓💦💦💦

 こんなにのにィ~ー」

 ロリータは信じられない顔をした。



「えェ……😳💦💦 ああ……

 まァ~ねぇ……💦💦」

 『のにィ~』と言われドキッとした。

 言うまでもなく『屋敷』の事なのだが。



「じゃァ~、お兄ちゃん❗❗❗ この大きなお屋敷に一人で住んでるのォ~……❓」

 グルッと屋敷のなかを見回した。


「ああ…… ま、まァ~ねぇ……😅💦💦

 一緒に住んでくれる彼女も居ないしねぇ」

 自虐的に笑った。


「じゃ、さびしいねぇ……」



「うん……、でも僕はだから…… 

 別にィ~、寂しくはないよ……😅💦💦💦」

 かえって、ひとりの方がわずらわしくない。



「じゃ、ロリちゃんが一緒に住んで上げようかァ~……😆🎶✨」 

 ギュッと背中から抱きしめられた。



「え……😳💦💦」またグニュッと背中に柔らかな胸の膨らみが押しつけられた。



「フフ……、ロリちゃんが今日からお兄ちゃんの『本当の妹』になってあげるゥ…❗❗」

 


「えェ……❓ ほ、『本当の妹』ォ……」



「そォ~❗❗ ねぇ~、お兄ちゃんもこれで淋しくないでしょォ~ー😆🎶✨」

 また背中からギュッと抱きしめられた。





∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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