第135話

「あのバカは、『ひらがな』ひとつも書けないんだよ」


「うゥ…、『ひらがな』……😓💦💦」

 不意に、バスルームで泡だらけの背中に『字』を書いて当てるゲームを思い出した。



「いいえ…… ロリータは、いえ麗美は…、ちゃんと『ひらがな』は書けますよ……😔💦💦」

 ちゃんと『ひらがな』を僕の背中に書いていた。


「ハッハハ…… あのバカがァ~…😏✨✨」

 姉の麗香は、あざけるように微笑んだ。



「ええ…… ちゃんと『あいしてる』ッて、書きましたから」

 あの時は、『あいして3』だったが……。



「ま、どうでも良いけど……

 ッで、わざわざ何をしに来たんだよ。

 話は、それだけか。

 もっとマシな話しをしろよ❗❗」



「はァ~…、あのォ~、出来ればロリータの…… あ❗❗ いえ……、麗美レミさんの着替えとか、荷物を預かっていきたいのですが……」



「ふゥ~ン…😒💦💦 あのバカの荷物モノなんか、奥の部屋に置いてあるから勝手に持って行けよ」

 またアゴで命じた。


 完全に上から目線だ。



「うゥ…、ン……😓💦💦💦」

 何となく不満は残ったが仕方がない。

 






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