第136話

 僕は奥の部屋へ案内された。



「お邪魔します……」こじんまりとした部屋だ。甘いロリータの匂いが充満していた。


 真ん中にテーブルが置いてあった。


 ここで勉強しているのだろうか。



「あ、そう言えば…… 

 お姉さんのお名前は❓❓」

 まだ彼女のフルネームを訊いてなかった。


「えェ…、私の名前ェ……😔💦💦

 フフン…、神崎 麗香だよ」

 呆れたように応えた。


 真っ赤なランジェリーが白い肌に良く似合っていた。



 やはり、どこかロリータに似て浮世離れした美少女だ。



 ロリータと違う点と言えば、圧倒的な色気と巨乳の所だろう。


 ロリータもいつか、お姉さんの麗香みたいにオッパイが大きくなるのだろうか。



「はァ~…、麗香さんですか……」

 僕は頷いて、部屋の中からロリータのモノを取り出した。



「ン……、これだけですか。

 ロリータの着替えは」

 手早く着替えを小さなリュックに詰め込んだ。



 普通の少女の着替えにしては、あまりにも少ない。

 着替えと言っても洋服などは、ほとんどない。



「フン……、知るか……😒💦💦」

 麗香はそっぽを向いた。



 彼女が保護者なら完全に育児放棄と言って良いだろう。



 ネグレクト状態だ。


 おそらくそれと虐待が原因で麗美レミは、多重人格になったのだろう。

 


 ロリータも麗美レミ創作つくり出した人格のひとつに違いない。

 

 

「ン……😓💦💦 これは」

 ボロボロになった下着パンツを見つけた。



「ううゥ……😔💦💦💦」

 こんなにボロボロになるまで使い続けたのだろうか……。

 


 手に取るとナゼか、無性に悲しくなり涙が滲んできた。







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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