第134話 『ひらがな』

「ロリータは、あなたの妹でしょォ~」


「あァ~ン…、妹ォ~……😒💦💦💦」

 躊躇ためらいがちに麗香は視線を逸らした。



 かすかに遠くから救急車のサイレンの音が響いてきた。

 


「ハッハハ……😆🎶✨ バカバカしい。

 あのバカが、私の事を『お姉さん』ッて言ったのかァ~…🎶✨」

 開き直ったように笑った。


「え……、いいえ…、麗美レミさんは、ここの事をしてます……😔💦💦

 あの子に、ここを教えて貰ったワケじゃありません❗❗

 ここの住所は別の人に調べて戴きました」

 アリスに教えて貰って、ここへやって来た。



「ふン…、あんなバカ…… 邪魔なんだよ。

 学校に行けばイジメられて、ヒッキーになるしィ~……」



「あのォ~、じゃ、僕がロリータ……

 麗美さんを…… 預かっても良いンですか……」



「フフゥン……、だから、邪魔なんだから、欲しけりゃ、初めからッて言ってんだろ❗❗

 あんなバカ❗❗」

 まるで、要らなくなったペットの仔猫のような扱いだ。


 不要になった粗大ゴミをこっちへ押しつける感じだ。



「いえ、お言葉ですが、彼女はバカではないですよ」


「ふン……、小学校も行ってねェから、『ひらがな』ひとつも書けないんだよ。アイツは……」



「うゥ…、『ひらがな』……😓💦💦💦」






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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