第133話 妹……

 パンツの中へ入って来た手がピタッと止まった。



「ン……😒💦💦」

 美女は、少し僕の事をいぶかしげな眼差まなざしで見つめた。



「ちょ……ッ、待って下さい❗❗

 僕はロリータの… いえ、神崎 麗美レミさんのことを話すために……

 ここへ来たんです❗❗」


「ン……、麗美レミのことで……😒💦💦」

 眉をひそめて僕をにらんだ。



「ハ、ハイ……、ボッ、僕は岬 明日朗トモローッて申します❗❗」


「あァ~ン…、行く先トロロー……😔💦💦💦」

 全く違った。


「あ……、いえ、あのォ…、みさき トモローです。

 『明日あした』に『ほがらか』と書いて『トモロー』ッて言います」


「ふゥ~ン……、ッで、そのトロローが何だって言うんだよ」



「あ、あのォ……、あなたは……

 ロリータの、いえ、麗美レミさんのお姉さんですよね」


「私が麗美レミの……、ふン…、別に……

 あの『バカ』が、また何か面倒なことを引き起こしたのか」

 明らかに不機嫌な顔をして『チッ』と舌打ちをした。

 


 そんなにロリータは、しょっちゅう面倒なことを引き起こしているのだろうか。



「え、いいえェ…… 面倒なんて、引き起こしてませんよ。

 今、あの子には僕の家で大人しく留守番をして貰ってます」



「ふン……、あんなバカ……😒✨✨✨

 邪魔じゃまくせェ……な。

 欲しけりゃ、あるトイレ用の砂を付けて❗❗」 

 アゴで指図するようにした。



「えェ、そ、そんなトイレ用の砂ッてェ……

 ペットの仔猫じゃあるまいし……😓💦💦💦

 麗美レミさんは、あなたの妹でしょォ~」



「あァ~ン…、妹ォ~……😒✨✨✨」







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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