第170話

 これだから、ロリータと腕を組んで出掛けるのは控えたいのだ。



 嫌でも目立ってしまう。

 

 鮮やかで流麗なピンクゴールドのツインテール。


 アイドル顔負けの可愛らしい容貌。

 華奢でモデルのようなスタイル。

 さらに良く通るアニメ声だ。


 目立つ事、この上ない。



 しかも美少女と腕を組んでいる彼氏らしき男性は見るからに草食系の冴えないオタク男子だ。



 周辺ハタから見れば、アイドルのような美少女とデートが出来てうらやましいだろう。


 しかし注目されるのが苦手な僕には針のムシロに座っているようなモノだ。



「……😳💦💦💦」

 ウキウキしていると言うよりも拷問に近い。



 ようやく駅前のデパートまで来た。

 ここなら、おそらく女の子用の水着も販売しているはずだ。








∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る