第131話 脳まで痺れそうだ

「フフ……✨👄✨ しょうがないわねェ……

 初めてなンでしょう……」

 ピーチみたいな甘い吐息が僕をまどわせる。



「いや……、あのォ~、ちょっとォ~……

 ボ、僕は…… そう言う事をしに来たワケじゃないンですよ……」

 濃厚で、目のくらむような香水の匂いに、脳までしびれそうだ。


 逃げ出そうにも身体がしびれて動かない。



「フフ……、心配しないでェ……✨ すぐに気持ち良くしてあげるわァ~…✨👄✨💕💕」

 腰をこすりつけるように踊らせていく。



「いやいや……😳💦💦 ちょッ……、ちょっと待って下さい」

 どうも話しが食い違う。



 ナゼか、話しがちぐはぐだ。


 僕は、ただ『ロリータ』の事を話しに来ただけだ。




「待たないわよ。さァ~…、いらっしゃい」

 美女は妖しく微笑んで、僕と抱きあったまま部屋の中へまねいた。



「い……、いや、ち、違うンです……」

 何とか、こばもうとしても酔っ払ったみたいに身体の自由が効かない。



 アッと言う間に、彼女は無抵抗な僕を寝室のベッドまで押し込んだ。



「フフ……、こんなに震えちゃってェ……

 怖いのかしら」



「そ、それは……😳💦💦💦」

 緊張と興奮で、思わず僕の全身は戦慄わなないていた。




 美少女の部屋へ入ったのは僕の生涯で初めてだ。




 それだけで異様に興奮してしまった。








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