第6話 間接キス

 少しだけせたが平気だ。

「ゴッホン……😣💦💦」



「ウッフフ……😌✨ お兄ちゃん、そんなに慌てて食べるからせるのよ」

 ロリータは、悪戯イタズラッ子のように微笑んでゴシゴシと手荒に僕の背中をさすってくれた。



「ゴッホン…、な……😒💦💦」

 どう考えても突然、ロリータが変なことを言った所為だ。



「フフ……✨😌✨ 世話が焼けるわねェ……

 お兄ちゃんは」

 無意識なのか、ロリータのもう片方の手は僕の敏感な部分に乗せられていた。



「ゴッホン…… いや、別に……😳💦💦

 も、もう良いよ……」

 まったく余計なお世話だ。


 彼女の手をけるように少し身体をくねらせた。


「ゴッホン……」

 せたのも全てロリータの所為だ。


 食べている最中に、ロリータが変なことを言うから気管に詰まったんだろう。



 まだ少し咽喉のどに違和感がある。


「ゴッホン……」また軽くひとつ咳払いした。



「ねぇ、じゃァ~、早くゥ……✨👄✨💕

 缶コーヒー飲んでェ~✨😌✨💕」

 本物の妹のように甘えて僕の腕に抱きついた。

 また柔らかなオッパイが僕の二の腕に押しつけられた。



「え……、ああ……😳💦💦💦

 そ…、そうだな……」

 頷いたが考えてみれば、手に持った缶コーヒーも、さっき美少女ロリータが唇をつけたモノだ。



 当然、このまま僕が唇をつければ間接キスになる。


「ンゥ……😳💦💦💦」

 一瞬、飲み口を見つめ躊躇ためらった。



「ウッフフ……どうしたのォ~✨👄✨💕

 お兄ちゃん✨👅✨」

 なまめかしく舌でペロッと下唇をうるおした。


「……😳💦💦💦」

 また心臓がドキドキしてきた。


「ねぇ……、早く飲みなよ✨👄✨✨」

 まるで、間接キスをいざなうみたいにきたてた。



「ううゥ……😳💦💦💦」

 不意に白魚のようなロリータの指先が僕の股間の敏感な部分を這うように触れていた。



「あ……😳💦💦」僕は小さく呻いた。

 心臓がドキドキしてきた。

 すでに股間は緊急事態宣言発令中だ。



「ウッフフ……✨😌✨✨」

 無意識なのか、それともワザとなのか、ロリータは意味深に微笑んだ。

 


「ゴックン……😳💦💦」

 気持ちを落ち着かせるため、急いで 缶コーヒーを飲んだ。



 甘くビターなコーヒーの薫りが口内に広がっていく。



 ヒリヒリと渇いた咽喉のどに冷たいコーヒーがみ渡るようだ。



「どうォ~…❓ お兄ちゃん……✨😌🎶✨ 

 美味しい」


「え、あ……、ああ、美味しいよ」

 頷いたモノのかすかに声が震えているようだ。



 やはりロリータとの間接キスに思いのほか、気分が高揚こうようしているみたいだ。

 

 

 

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