第10話 ビショビショ~😆🎶✨

 ようやく小降りになったので、急いでロリータを連れて家へ帰ろうとした。


 しかし帰宅途中、予想以上に雨がなった。



「うッわ、わわわァァ~~ーーー……😲💦💦

 マ、マジかァ~~ー~ー……❗❗」

 悲鳴をあげ、屋敷の門へ飛び込んだ。



 まさに、ゲリラ豪雨と言うヤツだろう。



 ありきたりの表現だとバケツの水をひっくり返したような豪雨だ。



 あまりの激しい雨に用意した傘もほとんど役に立たない。

 


 いつもなら公園から三分も掛からないはずなのだが、豪雨のため途中、雨宿りし倍以上かかってしまった。



 二人とも頭からシャワーを浴びたように、ズブ濡れになって帰宅した。



「ン……😒💦💦💦」

 門を開けて横を見ると、ロリータも自慢のゴールドピンクのツインテールが濡れそぼっていた。


 だが、僕と違ってロリータはゲリラ豪雨をモノともしない。



「キャッキャッキャァ~~ーーッ✨😆🎶✨」

 逆にロリータは、ズブ濡れになるのをたのしんでいるみたいだ。



「うゥ~ン……😒💦💦💦」

 僕の心配を他所よそに無邪気にいた。



「見てェ、見てェ~~ お兄ちゃん✨🎶✨

 ロリータ、こんなにェ~~ーー~……✨😆🎶✨」

 美少女は、陽気にクルクルッとダンスでも舞うように僕の周りで踊っていた。



「ンゥ……、わかったから……😒💦💦💦

 そんなによ。

 そりゃ、こんだけなんだから、ビショ濡れに決まってンだろォ~❗❗

 症二ショーに病、真っ盛りかァ~❗❗」

 こっちは、ズブ濡れでブルーだと言うのに、ロリータはたのしげに踊っている。

 


 しかもグッショリと雨に濡れて、Tシャツが身体にピッタリと貼りついているので華奢なボディラインが丸見えだ。



 ミニスカートも太ももに貼りつき中身のパンティラインが、くっきりと浮き出していた。

 


 特に、胸元の淡いピンクのBチクもけ透けだ。



「ゴックン……😳💦💦」良いのか……。

 こんなアイドルのような美少女がピンクのBチク丸出しで……。


 

 いけないと思いながらも、ロリータのセミヌードをの当たりにしてドキドキしてしまった。




 ナゼか、その時、アイドルの本城カレンが雨の降る日に、ライブで姿を思い出した。

 



「ン……😳💦💦 そう言えば、本城カレンに似てなくもない……」

 最初は、髪の毛がピンクゴールドと派手なので気づかなかったが、こうして良く見ると大好きだった本城カレンにそっくりだ。




 雨の中、ロリータは狂喜乱舞するように、ピョンピョン飛び跳ねていた。



 確かに、ここまで濡れてしまえば、なか自棄ヤケ気味だ。



 どしゃ降りの中、自暴自棄になって踊る気持ちもわからなくはない。



 唯一の救いは、真夏なのでズブ濡れになっても寒くないくらいだ。



 だが家に戻ったら、すぐにあたたかい風呂に入らないと風邪をひくだろう。




「お兄ちゃん✨🎶✨ 見てよォ~ー✨💕

 ロリちゃん、ビショビショォ~✨😆🎶✨」


「えェ……😳💦💦💦」

 美少女の口から『ビショビショッ』というフレーズを聞くと、ナゼか、淫靡イヤらしく聞こえた。


 





∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る