第221話 ひと安心だ

 アキラは、残る一人の長身のヤンキーを挑発した。



「ううゥ……😰💦💦」

 さすがに残りの長身のヤンキーも、一瞬で仲間二人が戦闘不能にされ、臆病カゼにふかれたようだ。腰が引けている。



「アキラ❗❗ その辺で勘弁してあげなさい」

 横からアリスが助け船を出した。

 これ以上やっても勝敗は見えている。



「まァ~な…。俺ひとりで、ヤンキー三人纏めて運ぶのは骨が折れるからねぇ」

 アキラも余裕のコメントだ。


 すでに勝つのは想定内なのか、事後処理を考えていた。



「ううゥ…… お、おい、大丈夫か」

 長身のヤンキーは倒れた二人を抱きかかえ逃げるように去っていった。



「ふゥ~……😌💦💦💦」

 僕を含め周りのギャラリーたちも、ホッとだ。






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