第71話

 少し経って、ようやく着替えが終わりロリータはトレーニングウェア姿でリビングへ戻ってきた。



 真っ白なトレーニングウェアが良く似合っていた。下は濃いブルーのショートパンツだ。



『キャッキャッキャァ~~~ーッ😆🎶✨

 お兄ちゃん、どォ~ー❓

 少しブカブカァ~……』

 僕の目の前でクルッとターンをして見せた。

 余った裾がヒラヒラッと舞った。

 確かに少しブカブカなようだ。


 流麗なピンクゴールドのツインテールがフワリと舞った。



 爽やかな甘い匂いが僕の鼻孔をくすぐった。




『ああ…… ちょっとブカブカだけど……

 良く似合っているよ……😅💦💦💦』

 本当に可愛らしい。



 ピンクゴールドのツインテールに少し違和感があるが、黒髪だったら本城カレンに瓜二つだっただろう。

 



『僕もダンスは…… 初心者だからねェ』

 ちゃんとロリータにダンスを教えられるワケはない。




『フフ……✨ お兄ちゃんは、童貞チェリーボーイだから仕方ないわ……✨😌✨✨』

 静かにロリータは、コクコクとうなずいた。



『いやいや…… 何を言ってるんだ。

 童貞チェリーボーイは関係ないだろォ~……

 だいたい僕は童貞じゃないし……』

 ついロリータの前だと強がりを言ってしまう。


 こんな美少女に童貞と言われると、つい反発したくなる。




「大丈夫よ。お兄ちゃん✨😌☝✨🎶✨

 ロリータが、いちから丁寧に教えてあげるわ……」

 ひと差し指を立てて微笑んだ。



「な、な、何を教える気だよ……😳💦💦💦」

 ドキッとした。





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