第138話 いくら出す❓ あの子の身体に

 ボロボロになった下着を手に取ると、無性に悲しくなり涙が滲んできた。



「フフゥン……、何を泣いてんだよ。

 そんな下手くそなイタズラ書きを見て❗❗

 あんた、可笑しいンじゃないの……❓❓」



「あのォ~…、すみませんが、このノートも持って帰って良いですか」

 


「そんなゴミ、欲しけりゃッてェ…… 

 どうせ、てるだけなんだから」



「はァ~…😔💦💦 じゃ、遠慮なく」

 雑記帳ノートもリュックに詰め込んだ。これだけなのか。


 ロリータの荷物は……。



 年頃の女子の荷物にしては、あきれるくらい少ない。



「フフ……、あの子さァ~…。

 顔だけは可愛いだろォ~✨👄✨✨」

 不意に、麗香が僕のすぐ横に立って微笑んだ。

 甘い吐息が僕の頬を撫でていく。



「え、ロリ…… 麗美レミ……さんですか。

 そりゃ、可愛いですけど……😳💦💦」


「フフ……✨😌✨✨」

 麗香は、意味深に微笑みを浮かべた。



「……😓💦💦」何かたくらんでいるのだろうか。

「ゴックン……」固唾を飲んだ。

 なんだかゾクゾクと背筋が凍るような怖い気がした。



「ねェ……、いくら出すゥ❓」



「えェ……❓❓ いくらッてェ……」


「バカなの。あんた❗ いくら出すんだよ。

 あの子のに……」


「かッ、身体ッてェ……😲💦💦💦💦」

 何を言っているんだ。



∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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