第87話 【ロリ婚】したの

 こいつは何を言っているんだろう。

 日本語がメチャクチャだ。



「ン…… ロリータッてェ……❓❓

 親戚の女の子……😓💦

 もしかしてメイッ子なの……」

 アリスがいぶかしげに眉をひそめて訊いた。



「あ……、いえ……、ロリータは、親戚でもメイッ子でも有りませんよ」

 僕は首を振って応えた。



「ロリちゃんは、ついさっき、お兄ちゃんと結婚したの……✨😌✨✨✨」

 笑顔を浮かべ、ピタッと恋人のように腕を組んできた。



「えェ~ー……😲💦 マジィ~結婚……」

 さすがに、アリスも仰天だ。



「いえいえ、そんなワケないですよ……」

 慌てて僕は首を振って否定した。



 別に『婚姻届け』を役所に出したワケでも何でもない。



 言ってみれば、ただの『口約束』だ。

 

 いや、どちらかと言えば、ロリータから一方的に【結婚】を押しつけられたに過ぎない。



「お兄ちゃんとロリちゃんは、ついさっき【ロリ婚】したの……✨☝️😌✨✨✨」

 ニコニコして説明した。



「フゥ~ン……、かァ~……😔」

 アリスは何度か頷いて納得したみたいだ。



「あのですねェ……😓💦 じゃ有りませんからァ~…… 僕は❗❗」

 何回も首を横に振った。


 どちらかと言えば、アリスのような巨乳セクシーお姉様の方がタイプだ。

 



「お兄ちゃんは、甘いSweetSを餌に、まだ何も知らないを自分の部屋へ誘惑おびき寄せて、ベッドへ押し倒し顔面へたっぷりと、いやらしいトロロ汁をぶっかけちゃったのォ~ー……✨😆🎶✨」

 ニコニコ笑いながら突拍子もないことを言った。



「な、な、なァ~…… ウソつけェ❗❗

 そんなエロチックなトロロ汁なんか、顔面にぶっかけるかァ~~~ー……⚡😡⚡⚡⚡」

 






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