第79話 トロロォ~

 どうやら祖父ジーちゃんの言っていた事は本当だったらしい。



 それにしてもジーちゃんの『最後の恋のお相手』が、五十歳も歳の若いセクシー女王様クイーンの如月アリスとは驚きだ。



 実際、目の前にアリスが居ても信じられない。



 モ○タリングのようなおおがかりな素人参加のドッキリ番組のような気がした。

 


 部屋のどこかにカメラを隠し、盗み撮りしているのではないか。


 キョロキョロと室内を見回していると。




「あ、そうそう、ボクちゃんの名前は……、ええェーッと……、確か……😔💦💦」

 アリスが考えを巡らせるように目を閉じた。



「ボクちゃんッてェ……😓💦 アリスさんと歳は、そんなに変わりませんよ」

 おそらく同じ歳だ。



「フフ…… お兄ちゃんの名前はトロロォ~よォ……😆🎶✨」

 横からロリータが口を挟んだ。


「え……、バ、バカ……、違うよ❗

 そんなワケあるかァ~……❗❗」



「あ、そう言えば、孫の名前はトロロ~だってェ……😆🎶✨ パパが言ってたわ。

 キャッキャッキャッ」

 アリスがソファにひっくり返って笑った。



「あのねぇ~…… トロロォッてェ……

 そんなトロい名前じゃありませんよ❗❗

 明日朗トモローですよ。ボクの名前は❗❗」


「フフ…… トロロォ~の方が行くじゃン……

 岬 トロロォ~…… 

 スッゴくネバネバしてそうねぇ……✨✨

 キャッキャッキャァ~ーッ✨😆🎶✨」

 アリスは脚を空中でバタバタさせて喜んだ。


 ミニスカートの奥のパンティがよく見えた。



「ど、どこがしっくり行くンですか……😳💦

 イヤですよ。トロローなんて❕❕

 ご飯にトロロをぶっかけるみたいでェ……」



「良いじゃン……✨🎶✨

 可愛いロリータの顔面に濃厚なトロロ汁ぶっかけてやればァ~~ーー✨✨

 キャッキャッキャァ~~ーッ😆🎶✨🎶✨」

 またアリスはゲラゲラ笑い、ソファに寝転んだまま空中で脚をバタバタさせた。







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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