第53話

 元来、僕は女の子と遊ぶのが苦手だった。



 女子とふたりで遊んだりすると緊張するし変に気遣きづかいして疲れる。



 一人でゲームをしていた方が、ずっと気楽でたのしいと思っていた。




 だが、ロリータと一緒だと時間も忘れて遊んでいる。




 美少女と遊んでいると胸が高鳴り



「ねぇねぇ、お兄ちゃん✨😆🎶✨」

 ロリータは、すっかり本物の妹のように両手を広げて甘えてきた。



「ちょッ、ちょっとォ~……😳💦💦💦

 暑いからくっつくなよ」

 


「ン…、ダッコしてェ~ー😆🎶✨」

 

「えェ~~……、ダッコォ~……😳💦💦」

 何かと言うと、ベタベタと僕に抱きついてくるので困ってしまう。



「ううゥ……😳💦💦」

 まるで仔猫のように自由気ままだ。


 可愛らしいロリータを抱きしめていると、甘美な匂いが僕の鼻孔をくすぐった。



 しかもフワフワして柔らかく抱き心地が良い。

 ちょうど美少女の柔らかな桃尻が僕の股間の上に乗っていた。


「……😳💦💦💦」

 知らぬ間に、僕の下半身は熱く火照ほてっていく。 

 

 このままずっと擦り付けてしまいたい。


 だがもちろん、僕は良識ある大人だ。

 そんなハレンチな事をするワケにはいかない。






 ∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆





 気がつくと、すでに夕方になっていた。




「あ、ロリータ❗ もうこんな時間だよ……

 帰らなくて良いの」


「うン……😆🎶✨ 平気。今日からお兄ちゃん屋敷に泊まるしィ~ー」


「いや、じゃ、家に連絡しなくッちゃァ~…❓」

 僕は心配になって彼女に訊いた。



「フフ…… 大丈夫❗❗ そういうの平気なタイプの家族だから」

 ロリータは視線を逸らし、答えをはぐらかすようだ。



「いや……、どんなタイプの家族だよ……」


「ロリちゃんは、基本、放任主義だからァ~……😆🎶✨」



「ン……😔💦💦 でも連絡くらいしておいた方が良くない❓」

 


「うん……、あとでするから…… 平気❗

 平気❗❗」



「いや、でも家族が心配してるだろ」


「ううン…… 心配なんてしないよ……」


「えェ……😰💦💦」

 家族の間に何かわだかまりのようなモノがあるのだろうか。






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る