第145話

 ローズピンクのツインテールが眩しい美少女のロリータだ。


 どうやら家で待っていられず、公園まで迎えにきたみたいだ。



 新型感染症コロナの所為せいかもしれないが、雨の降る公園には元気に遊ぶ子供たちや保護者らの姿が見えない。


 今、この公園にはロリータと僕の二人しか居ない。



「わァ~❗ お兄ちゃァ~ン……👋😆🎶✨」

 屋根つきのベンチから立ち上がり、ロリータが大きく手を振ってアピールした。

 

 可愛らしくピョンピョン飛び跳ねていた。



「おい、ロリータ…… 濡れるから家で待ってろッて言っただろォ~ー❗❗」

 眉をひそめ、急いで僕は駆け寄った。



「だってェ…… お兄ちゃんが心配だったから、どっかに行っちゃわないかァ~…」

 少し不満げに唇を尖らせた。


「フフ…… 大丈夫だよ。僕なら……❗❗

 ロリータを置いてどっかに行ったりしないッてェ……」

 



「お兄ちゃん……😳💦💦 見てェ……、ロリちゃん、こんなに おまたがビショビショに濡れちゃったァ~…」

 モジモジと太腿をすり寄せ、妖艶なまめかしい表情で呟いた。




「いやいや…… 雨に濡れてだろォ~……

 肝心なところを割愛ハブくなよ」

 屋外そとで、そんなきわどい言い方をされると誤解をまねきかねない。






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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