第126話 ピンク……

「ねぇ……、キミたち。この辺に住んでいるの?」

 団地の方に視線を向け訊いた。


「えェ……😒💦 なんだよ。

 誰、あんたァ~……❗❗❗」

 いきなりタメ口だ。



「ン……😓💦 あんたッてェ……」

 まァ、礼儀がなってないのも目をつぶるしかない。


「ちょっと、聞きたい事が有るンだけど」

 明らかに年下だが穏便に下手に出た。


 ここでヤンキー少年らと揉めてもらちあかない。



「はァ~…、何、オジさん」

 少年たちは、ぶっきらぼうな返事だ。


 平気で僕の心を踏み《にじ》っていく。



「くゥ…、オジさんッて、なぁ……」

 少年カレらからすれば、二十歳を越えればオジさんなのだろうか。


 少しだけムッとしたが、ここで揉めても仕方がない。



「ン……、悪いけど…… この近辺あたりに神崎ッて名前のピンクの髪の女の子がいるの。

 知ってるゥ……?」



「え……? ピンクの髪の…… 神崎ィ」

 三人は顔を見合わせた。


「何だよォ。オジさんッて?

 ロリコンなの」

 


「え…… いや、別に……😟💦

 僕はロリコンじゃないよ。

 オジさんでもないし……」

 すぐさま首を横に振った。



「よォ~、ピンクッって、何処どこだっけェ……」

 三人はアイコンタクトで相談した。



「ン…、ピンク……?」

 ロリータのことか。







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