第16話 真っ裸《パ》だ

 内股にして懸命に股間を隠そうとするが、上手く隠せない。


 めくれ上がったTシャツで両手が塞がり、顔をおおっているため、ちょうど目隠しをされた状態だ。

 


 イタズラ盛りの小悪魔のロリータにとって格好の標的まとにされた。



「キャッキャァ~~~ーッ……😆🎶✨ 

 ほらほら、お兄ちゃん、プリンプリンした良い尻をしてンじゃン……!!」

 たのしげにロリータは僕の尻をペロンと撫でてきた。



「バ、バカ❗❗ よ、止せよォ~ー❗❗」

 必死に身体をくねらせ避けようとするが、ロリータの魔の手がさらに伸びてくる。



「キャッキャッキャァ~ッ✨😆🎶✨✨

 くすぐっちゃえェ~~ーー……✨」

 容赦なく満面の笑みを浮かべ、僕の局部をイタズラしてきた。



「や……、止めてェ~~ー……」

 ただでさえ僕は無類のくすぐったがりだ。



 ほんの少しでも他人ひとに敏感な部分を触られただけで悶絶しそうなのだ。



 特に脇の下や股間を触られるとたまらなくもだえてしまう。


「や、やめてェ~~ー……😣💦💦💦

 お願いだよォ~ーー……❗❗」

 思わず悲鳴をあげた。


「キャァ~ッ✨😆🎶✨ お兄ちゃん❗❗」 

 また背後から美少女が飛びついてきた。

 


 ピッタリと僕の背中へ飛び乗った。



「あ……😲💦💦💦」この感触は、まさか……

 間違いない。


「ゴックン……😳💦💦💦」

 この感触は、生のオッパイだ。


 おそらく僕は裸のロリータをおんぶしている状態なのだろう。



「もォ~……、お兄ちゃん❗❗❗

 なにやってンのよ……」

 ロリータは首に引っ掛かったままのTシャツを脱がすのを手伝ってくれた。



「ううゥ…… ありがとう……」

 ようやく頭からTシャツがスッポ抜けた。


 これで僕も真っ裸だ。



「キャッキャッ……😆🎶✨ このまま二人でお風呂に入ろォ~」

 ロリータは僕に背負われた状態で、かすように空中で両足をバタバタさせた。



「あ、ああ…… 良いけど、ロリータも服を脱ぐなら降りろよ。僕の背中からァ~……」


「平気だよ。ロリちゃんも真ッだからァ~😆🎶✨」

 平然とゲラゲラ笑いながら言った。




「えェ~~……😲💦💦💦

 ま、ま、真ッ……なのか❓」

 やっぱり……。

 


 



∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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