第58話 卵かけご飯

「いやいや、卵なんか、一番安上がりだろォ~……😅💦💦 

 ご馳走なんかじゃないよ❗❗」

 卵かけご飯なんて、朝食で時、仕方なく食べるモノだ。




「何でよ。卵かけご飯さえあれば、ドンブリメシ 三杯は軽く行けるじゃン……😆🎶✨」

 ロリータは無茶クチャな事を言い出した。



「はァ~……、どんな組み合わせだよ❗❗

 卵かけご飯をオカズにするのか❓

 どんだけ炭水化物を摂取る気だ❗❗

 肥満デブまっしぐらだぞ❗❗」

 まァ、ロリータの場合、華奢なので多少、暴飲暴食をしても太る事はないが……。

 


「良いの。卵は、美味しくッて、栄養もあるし、物価の優等生なんだぞォ~ー😡⚡✨」

 ロリータは頬を膨らませた。

 そんな仕草もナゼか可愛らしい。



「はァ~、まァ……、そうだけど……😅」

 確かに卵は物価の優等生だ。


 スーパーで買えば、一個、二十円足らずで買える。

 一食、二十円のオカズなど、海苔のりか、卵くらいだ。



 そう言えば、卵かけご飯なんて久々だ。

 

 いつ以来だろうか。



「じゃ……、ハイ、お願いします」

 僕は、ロリータに卵と茶碗を渡した。



「フフ……✨😌✨ 任せて、お兄ちゃん。

 ロリちゃんに全て❗❗」

 


「ハッハハ……😅💦💦💦 宜しくゥ……」

 『全て任せてェ……』ッて言っても、単に卵を割って、かき混ぜて醤油をかけるだけだ。



 あとは好みに合わせ、鰹節やふりかけ、ネギを切って入れるくらいだろう。



「ねぇ、鰹節か、ネギを入れる❓」

 気を効かせて訊いた。



「え……、ネギなんか入れるのォ~」

 ロリータは不思議そうな顔をした。



「え、うん、薬味にねェ…… あとは納豆と混ぜ合わせたり、のりたまとかトッピングをかけたりねェ……」

 最近では、卵だけで食べた記憶がない。

 なにかしらトッピングを入れている。



「何、それェ~……❓❓ ハイ、完成よ」

 サッと、ご飯に醤油の入った卵をかけて出来上がりだ。

 もっともシンプルな卵かけご飯と言えるだろう。



「まァ~…… 今日は卵だけで良いよ❗❗

 僕もシンプルな卵かけご飯なんて久しぶりだから……❗❗

 いただきまァ~す✨😌✨」

 卵の掛かったところをパクッと食べた。



いただきマンゴォ~ー😆🎶✨」

 またロリータは無駄に元気な挨拶をした。


「ど、どうぞ……😅💦💦💦 召し上がれ」

 


「フフ……✨😌✨✨ お兄ちゃん❗❗

 美味しいねェ……」

 ロリータも笑顔で卵かけご飯を器用に口の中へ運んだ。


 ドキドキするほど可愛らしい顔で食べている。



「ああ……😳💦💦💦」

 確かに、久々、食べた卵かけご飯は格別の味だ。



 しかし正直な話し、美少女ロリータと一緒ならば、何を食べてもご馳走だ。



 例え、卵かけご飯でも『最高のディナー』だと言えた。







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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