第48話 間接キス✨👄✨💕

 ロリータにすすめられるままに唐揚げの脂身を食べた。


「ン……✨😌✨✨」

 モグモグと咀嚼した。

 何となく嬉しくなり笑みがこぼれた。


「フフ…… 良かったねェ。

 お兄ちゃン……✨😌🎶✨」

 ロリータは僕の顔を覗き込んでニッコリ微笑んだ。


「えェ……、な、何が……❓」

 急に何を言い出すんだ。


「ロリちゃんと間接キスが出来てェ~ー

 おめでとォ~ー……✨😌✨✨💕」



「ううゥ…… べ、別に……😳💦💦」

 思わずドキッとした。

 見透みすかされていたのか。



「これで、『深夜のソロ活動』の『オカズ』には困らないでしょ✨😌✨✨」

 僕の敏感な部分をポンポンと軽く叩いた。



「はァ~…、ど、どこをねぎらって、叩いてンだよ……

 何が、『ソロ活動のオカズ』だァー❗❗

 どんな厨二チューに病 真っ只中の重病患者なんだよォ~ーー❗❗」

 


「じゃ、お兄ちゃん、ほら、御褒美ごほうびにシャケの骨のあるトコを上げるねェ……」

 またヒョイッと箸で摘まんで僕の方へ寄越した。



「はァ~……😔💦💦 だからァ~… どんな御褒美ごほうびだ❗❗ ペットの飼い猫か❗❗

 僕に寄越すのも、シャケの骨が有って食べヅラいからだろう❗❗」


「フフ…… 違うわ。

 心からのお裾分すそわけよ✨😌✨✨」

 ニコニコして微笑んだ。


「ウソをつけェ…… 何が心からのお裾分すそわけだよ❗❗

 さっきからこっちへ寄越すのは、ロリータの嫌いな食い残しばっかだろォ~ーー❗❗」

 脂身や骨が付いているトコばっかだ。


「あら、知らないの。ロリちゃんの食べ残しならメ💟カリで売れば、数万円で取り引きされるわ」

 ロリータは『えっへん』とあまり豊かではない胸を張って威張った。



「うゥ~ン……😔💦💦💦 まァ~、言われてみれば、そうかも知れないけど……」

 確かに高値で取引きされるかも知れないがなんとなく納得できない。



「ハイ、お兄ちゃん😆🎶✨ あァ~ン……」

 また箸でシャケを摘まみ、僕の口元まで運んだ。



「ン……😔💦💦💦」

 少しだけ躊躇ためらったが、一旦は美少女ロリータが口にしたシャケだ。



 当然、これも食べれば間接キスになる。

 高値で取り引きされるのももっともだ。


「ほら、美味しいよ。お兄ちゃん✨✨

 あァ~ン……✨👄✨💕」


「ううゥ……あァ~ン」

 仕方なく大きく口を開け、

「パクッ」と勧められるままに食べてしまった。



「フフ…… どう、お兄ちゃん❓ 

 美味しいでしょォ~~……✨😆🎶✨」

 眩しい笑顔で言われると、こっちまで嬉しくなる。



「あ、ああ……、美味しいよ……😅💦💦」

 やはり、ロリータの食べ残しだと思うと、いつもの何十倍も美味おいしく感じた。



 昨日までは、さびしくひとりで弁当を食べていたが、美少女と一緒なのでより一層 美味おいしく感じたのかもしれない。





 


∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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