第212話 一触即発状態だ

 アリスは余裕の笑みを浮かべ、アゴで指示した。


「あァ~ンだッてェ……✨😠⚡✨✨」

 ヤンキーたちもバカにされ、目の色が変わった。



 またたく間に、険悪な空気が流れヤンキーたちもケンカ腰になった。


 まさに一触即発状態だ。



「……😓💦💦💦」

 周りのギャラリーは関わりあいになりたくないのか、腰が引けている。



 当然だろう。下手に関わって怪我をしても

痛い思いをするだけ損だ。




「……😓💦💦」 

 僕は取り敢えず、事の成り行きを見守りながらロリータをかばった。

 ロリータだけは傷をつけるワケにはいかない。



「……」ロリータは泣きそうな顔で僕の背中にしがみついていた。




「あァ~ら、坊やたち、聞こえないのかしら、とっとと後ろに❗❗」

 せば良いのに、なおもアリスは微笑んだまま命令口調だ。



 まったくヤンキーたちに臆する事はない。




「おいおい、よく見たら、セクシークイーンのアリスじゃン……😆🎶✨」

 ようやくヤンキーたちもアリスに気づいたようだ。








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