第16話「魔王城を案内してもらう」

 ──トール視点──





 魔王領に来て、2日目の朝。



「おはようございます。トールさま。お目覚めですか?」



 ベッドの上でぼーっとしてると、ノックの音がして、メイベルの声がした。

 そういえば今日は、彼女に魔王城を案内してもらう予定だったっけ。


「おはよう。起きてるよ。今日もよろしく」

「はい。よろしくお願いいたします。それでは朝食をお持ちしますね」


 その声のあと、しばらくしてメイベルが、朝食を持ってやってきた。

 今日のメイベルは、銀色の髪を後ろでまとめている。エプロンも洗い立てで、表情にも、なんだか気合いが入っている。

 どうしたのか聞いてみると、


「きょ、今日はトールさまにお城の中をご案内するんだと思ったら……早めに目が覚めてしまって……朝から髪を整えて、エプロンのしわを伸ばしておりました……」


 ──ということ、らしい。

 そんなに気を遣わなくてもいいのに。


 ちなみに、朝食のメニューは堅焼きパンと玉子焼きとサラダ。

 それに、れたてのお茶がついてきた。


 パンはちょっと固いけど、甘い木の実が練り込んである。玉子焼きはコクがある。お茶は目の前でメイベルが用意してくれたから、とってもいい香りがしてる。

 メイベルに「一緒に食べよう」と言ってみるけれど、彼女は申し訳なさそうに首を横に振った。食堂でもう食べてきたそうだ。


 ちなみに、魔王城にはいろいろな種族の者が住んでいて、それによって朝食のメニューも違うらしい。


「トールさまのメニューは、魔王ルキエさまと同じものです」


 思わずお茶を噴きそうになった。

 いくら賓客ひんきゃく扱いといっても、魔王陛下と同じって……立派すぎるだろ。


「お口に合いませんでしたか?」

「いやいや十分すぎるほど美味しいいよ。もうちょっと質素でもいいくらい」

「そういうわけにはまいりません」

「そうなの?」

「トールさまは魔王領の賓客ひんきゃくで、陛下直属の錬金術師で……私がお仕えする方でもあります。満足いただけるものをお出ししなくては」

「普通の料理でも満足だよ。帝国の……帝都に住んでたときもそうだったし」

「帝都の朝食はどのようなものだったのですか?」

「3日前に買ったパンを、少しずつスープに浸して食べてた」

「……でしたらなおのこと、魔王領の食事で栄養を取っていただくべきでしょう」


 メイベルは、むぅ、と頬をふくらませた。


「それに、魔族の料理長さんもはりきっておられました。人間の世界のお客人に、こちらの料理を食べてもらいたい。感想を聞かせてもらって、人間の料理を学びたい、と」


 気が合いそうな料理長さんだった。


「あとでその人に会わせて欲しいな」

「はい。では、城を回ったときに」

「それと、やっぱり魔王領の人って勉強熱心なんだね」

「魔王領は、人間と、異世界の勇者に敗れた経験がありますから」


 メイベルは少し考えてから、そう言った。


「人間の世界から学ぼう。適材適所てきざいてきしょで、できることをやっていこう。それが今の魔王領のスローガンです」

「じゃあ、俺は魔王領で勉強させてもらうよ。その前に、お茶のおかわりをくれるかな?」

「はい、トールさま」


 そんなことを話しながら、俺は食事を楽しんだ。



 メイベルの話は面白かったし、彼女は興味深そうに、俺の話を聞いてくれた。

 食事が終わったあとは、ふたりでお茶を飲んで、話の続きをした。

 そうして、のんびりした時間を過ごしたあとで──


 俺はメイベルの案内で、魔王城を見て回ることになったのだった。






「まずは、エントランスの場所を覚えるのがいいと思います。ここからなら、お城のすべての場所に行けますので」


 メイベルが案内してくれたのは、魔王城の正門から入った先にある、エントランスだった。


 石造りの広間で、壁際に大きな彫像がある。

 城の入り口には、槍を持ったミノタウロスたちが立っていた。門番らしい。

 道に迷ったらあの方たちに聞くといいですよ、と、メイベルは教えてくれた。


「トールさまのお部屋は西棟の3階です。私たちメイドのお部屋は、同じ西棟の1階です。なので、ご用のときは門番さんたちか、メイドの誰かに言って呼び出してくださいね。すぐに飛んでまいりますので」


 俺の手を握りながら、メイベルはそう言った。

 エルフ特有の尖った耳は、その先っぽが赤くなってる。

 俺の案内はメイドとしての正式な仕事だから、緊張してるのかもしれない。

 それでもメイベルは熱心に、城の説明を続けてくれる。


「メイベル、あの大きな階段は?」


 俺はエントランスの正面にある、広い階段を指さした。


「すごく立派なつくりだけど、もしかして、魔王陛下がいる場所に通じてるの?」

「そうですね。玉座の間と、魔王さまの居室や執務室に繋がっています」

「じゃあ、登るときは許可を取ってからの方がいいかな」

「そうですね……でも」


 メイベルは、俺の耳元にくちびるを寄せて、


「……陛下ご本人はトールさまの訪問をよろこばれると思いますよ。ただ、他の人の手前、許可を得てからの方がいいですね」

「うん。わかった」


 来客中だったり、執務中だったりするかもしれないからね。


「それと、大きな階段の横に彫像があるよね?」

「はい。あれは初代魔王さまの像です」


 メイベルは中央階段に近づき、彫像の前で膝をつく。

 俺も、同じようにする。


 広い中央階段の横には、女性の姿をした彫像があった。

 高さは、2メートル弱。

 耳の後ろには大きな角があり、身体には、鎧とマントを身につけている。

 彫像本体は石でできているが、持っている剣は金属製だ。エントランスの灯りを反射して、鈍く光っている。


「初代の魔王さまが手にしているのは、天から降ってきた石で造られたという魔剣です。初代魔王さまは、あれを使って異世界から来た勇者と戦ったと言われています。ですが、あそこにあるのは……」

「……形を似せた、レプリカの魔剣?」


 俺は小声で、メイベルに言った。

 メイベルは、こくりとうなずいてから、


「さすがトールさまです。一目で見抜いてしまうなんて」

「わかるよ。あの剣からは、魔力を感じないから」


創造錬金術オーバー・アルケミー』スキルのおかげで、なんとなくわかる。

 彫像が持っている剣は、魔剣に形を似せただけのかざり物だ。


「魔剣は、異世界から来た勇者との戦いで折れて、行方不明になったと言い伝えられています」


 彫像を見上げながら、メイベルが教えてくれる。


「勇者が持ち去ったとか、折れたことで能力を失ったので捨てられたとも言われております。現在は、どこにあるのかわかりません。残念ですけれど……」

「うん。残念だ」

「魔族の宝物ですからね。ぜひトールさまにもお見せして──」

「──城にあったら修復しゅうふくしてみたかったのに」

「え?」

「え?」


 俺とメイベルは顔を見合わせた。

 それから、メイベルは考え込むように、


「天から降ってきた石で造られた剣ですよ? いくらなんでも修復は──いえ、トールさまなら可能かもしれませんけれど……」

「まぁ、行方不明になったものはどうしようもないよね」

「見つけたら教えてくださいね。魔王さまがお喜びになりますよ」

「……そうだね」


 ふと、仮面を外した魔王ルキエが、魔剣を手に大喜びしてるところが頭に浮かんだ。

 うん……機会を見つけて探すことにしよう。


 というか、初代魔王の魔剣を超える魔剣を作るって手もあるな。

 魔王ルキエの闇の魔力を生かして、威力を上げるようにして。あと、彼女は身体が小さい分リーチも短いから、戦うときに危なくないように。たとえば剣が伸びるようにするか、剣から闇の魔術が飛び出すようにするか──


「……これなら、魔王陛下にぴったりかな」

「トールさまは優しい方ですね」

「ん?」

「お顔を見ればわかります。陛下が喜んでいるところを想像されたのでしょう?」


 メイベルは俺の手を取った。


「もしも、私にできることがあったらおっしゃってください。協力は惜しみませんから」

「いや、俺は『錬金術れんきんじゅつ』で、色々作ってみたいだけなんだけど」

「……どちらにしても、遠慮はいりませんよ。私たちは秘密を共有する仲間なのですから」


 ふわり、と、メイベルが耳元でささやいた。

 なんだか、くすぐったかった。


 腕にやわらかい感触が──と思ったら、メイド服の胸が、俺の腕に触れていた。思わず離れようとするけれど、メイベルはしっかりと俺の腕を抱きしめている。思わず頬が熱くなるのを感じながら、俺はメイベルにうなずき返す。

 ふと、耳を澄ませてみると──



「……めぃべるさまが、お客人に抱きついておられる」

「……なんと、しあわせそうなお顔をされている」

「……お客人とめぃべるさまの間に、一体なにがあったのだろう……?」



 ミノタウロスさんたちが、ちらちらとこっちを見ていた。

 それに気づいて、メイベルが俺の手を放した。自分の──少し汗ばんだ手を見て、恥ずかしそうに頬を染める。

 それから、ごまかすように咳払せきばらいをして、


「そ、それでは案内を続けますね」

「た、頼むよ。メイベル」

「次は……厨房ちゅうぼうとお風呂場がいいですね。それでは──」


 そう言って、メイベルが歩き出そうとしたとき──




「なんと! あれが帝国からの客人か!? ずいぶんと弱々しいのだな!!」




 エントランスに大声がひびき渡った。


 ずん、という、足音が響いた──ような気がした。

 東側の階段から、巨人のような人物が降りてきていた。


 最初に見えたのは、太い足。階段を一歩降りるごとにズボンがきしみ、はち切れそうに見える。

 続いて現れたのは、赤銅色しゃくどういろの胴体だ。むき出しの上半身は分厚い筋肉に覆われ、周囲に陽炎のようなものが立っている。最後にヒゲを生やした顔が現れる。

 男性の身長は2メートル半くらい。髪は真っ赤で、炎のように揺れている。

 俺はメイベルから聞いていた話を思い出す。

 まさか、この人が──

 

「火炎将軍のライゼンガさま……?」

「ほほぅ。客人よ、我の名前を存じておったか」


 赤い髪の男性は、歯をむき出して笑った。


「いかにも、我は陛下にお仕えする将軍の一人、火炎将軍のライゼンガである。帝国からの客人が来たというので顔を見に来たのだ」

「……ごていねいに、ありがとうございます」


 俺は貴族の作法で、ライゼンガ将軍に一礼した。


「ドルガリア帝国から来た錬金術師、トール・リーガスと申します。以後、よろしくお願いします」

「名はわかった。だが、我がわざわざ顔を見る価値があるものではなかったな。我が娘もきょうざめであろうよ」

「娘さん?」


 火炎将軍ライゼンガの隣に、全身に鎧を身にまとった人物がいた。

 頭にはかぶと。身体にはフルプレートの鎧。両足も、金属製の脚甲に覆われている。

 顔どころか、肌の色さえもわからない。


「うむ。こやつは我の娘だ。名をアグニスと言う」

「……はじめまして」


 小さな声がした。

 鎧の人物の身長は、俺と同じくらい。

 ライゼンガ将軍の後ろで身を縮めている。


 鎧の人物の肩を叩きながら、ライゼンガ将軍は、


「見よ、アグニスよ。武をもって成る帝国から来た者ならば、さぞ強力な戦士なのだろうと思っていたが……なんとも、いかにも文官という感じの少年だな」

「お、お父さま」

「これでは、戦闘の役に立ちそうもない。そうではないか?」

「そうですね。俺は戦闘向きではないです」


 俺は言った。


「ははっ。それは残念だ」


 ライゼンガ将軍は、くくく、と、喉を押さえて笑った。


「帝国の戦士ならば、我が娘と手合わせをさせたかったのだがな。武門の大国である帝国の者が、どれほど強いのか、我が娘をもって確かめるのも一興と」

「お父さま、そ、それはあまりに失礼では……!」

「気をしずめよ、アグニス。炎がれておるぞ」


 ライゼンガの言う通りだった。

 鎧をまとった人物──アグニスの兜からは、かすかに炎が噴きだしていた。

 それを手の平で押さえて、火炎将軍ライゼンガは語り続ける。


「客人よ。名はなんと言ったかな?」

「トール・リーガスです」

「そうか。ではトール。帝国にいる強者つわものの名を教えてくれ。我は魔王領南部の山岳地帯を預かっている。帝国の者と会う機会も多い。強者がいるなら、ぜひとも手合わせしたいのだ」

「ライゼンガさま!」


 不意に、俺の隣でメイベルが声を上げた。

 メイド服のスカートを握りしめて、ライゼンガ将軍をにらんでいる。


「トールさまは賓客ひんきゃくであり、魔王陛下直属の錬金術師れんきんじゅつしです。呼び捨てにされるのは無礼でしょう!? それに、このような場で、帝国の情報を探ろうとするべきではありません!!」

「客人、か」

「ご不満ですか?」

「人間の世界から学ぼうとする陛下のお考えは尊いと思う」


 ライゼンガ将軍は俺とメイベルを交互に見て、うなずいた。


「だが、我はやはり、帝国の強さと戦闘力に学ぶべきだと思うぞ。我も娘のアグニスも、戦いの場であってこそ力を発揮できるのだからな」

「魔王ルキエさまは、平和な世界を望んでいらっしゃいます」

「それで戦えもせぬ者を客人としてあつかっているのか。だが、限度というものがあろう」


 ゆっくりと階段を降りてきたライゼンガが、俺の前に立った。

 大きい。

 腕も太い。一振りでこっちを吹き飛ばすことができそうだ。


「トール・リーガスよ。お主はなにができる? 戦えもせぬのに、どのように魔王領の役に立つつもりだ?」

「錬金術スキルで、将軍の娘さんの鎧を強化することができます」


 ライゼンガ将軍の深紅の目を見返して、俺は答えた。

 さっきから、あの鎧が気になっていたからだ。


 メイベルによるとライゼンガ将軍は『火炎巨人イフリート』の血を引いている。

 だとすると、娘さんも同じだろう。


 なのに、彼女が着ている鎧は『火炎耐性』を持つものだ。

『火炎巨人』は火の魔力と、炎を扱うのを得意とする。その血を引く者が全身を、『火炎耐性』を持つよろいにおおわれているのは窮屈きゅうくつなような気がする。自分を封じる服を着ているようなものなんだから。


 よろいの属性は『地』だろうか。

 アイテムに火炎耐性をつけるには、地属性を付加するのがセオリーだ。

 水属性は火を消すのには向いてるけど、耐えるのには向いてない。水属性が強すぎると水蒸気が噴き出すし、弱すぎると属性が火に負けて消えてしまったりするから。


 その分、地属性は安定している。

 大地には高温でないと溶けない鉄や岩がある。それを象徴する地属性を多めに付加することで火炎耐性を与えることができるんだ。


 おそらく地属性を2つ重ねることで強度と、耐熱性を上げてるんだろう。アグニスが軽々と動いているところを見ると、風属性の軽量化も入っているのかもしれない。興味深い。ぜひ強化させてもらいたい。


「その鎧は熱に耐えきれずに、接続部分がゆるんでいるように見えます。俺は錬金術師です。その鎧を強化することができます。お望みなら、やってみてもいいのですが」


『地属性』がダブルで付加された鎧は、かなりのレアアイテムだ。

 それが壊れるのは見たくない。ぜひ調べて修理したい。


「俺はそのようなやり方で、魔王領の役に立つつもりでおります。いかがでしょうか、将軍」

「……余計なお世話だ。人間の錬金術師れんきんじゅつしよ」


 けれど、ライゼンガ将軍は、深紅の目で俺をにらんだ。


「我が娘に触れることができるのは、屈強なる戦士のみ。ひ弱な錬金術師など、娘の衣服に触れさせるわけがあるまい」

「お父さま! そのようなことをおっしゃっては……」

「戻るぞ。アグニス。無駄足むだあしであった」


 言い捨てて、ライゼンガは階段を上がっていく。

 アグニスは父親の後を追おうとして、途中で足を止めた。それから俺の方を見て、深々と頭を下げた。


 俺が会釈を返すと、アグニスは父親の後を追って、階段を駆け上がっていった。


「「……はぁぁ」」


 ふたりの姿が見えなくなると、門番のミノタウロスさんたちがため息をついた。



「すごいですな。とぉるどの」

「あのライゼンガさまを前に、一歩も退かないとは。おどろき」

「さすがは帝国から来た人だ。なんとゆうかんな」



 違います。

 あの鎧に意識を向けてたせいで、将軍の迫力をスルーしてただけです。


「恐くはなかったのですか、トールさま」


 気づくと、メイベルが俺の顔をのぞき込んでいた。


「あのライゼンガさまは、魔王城で五本の指に入る強さをお持ちです。そのお方を前に、堂々と反論するなんて……どれだけの勇気をお持ちなのですか。トールさま」

「勇気じゃないと思うよ。あの鎧に注意を引っ張られてただけだから」

「鎧に、ですか」

「それに……俺は弱いからね。ある程度以上強い相手なら、どれも同じだよ」


 強い相手は帝国でさんざん見て来たからな。

 戦闘スキルのない俺なんか、一撃で殺すことができる者ばっかりだった。

 そういう相手と向き合っているうちに、感覚が麻痺まひしてしまったらしい。


「そ、それでは、魔王城の案内を続けますね」


 緊張した空気を払うように、メイベルは笑顔でうなずいた。


「まだまだ、トールさまには見ていただきたいところがあるんです。まずはバルコニーに行って、魔王領の景色を見ていただきましょう。その後は厨房です。ちょうど、お昼の仕込みが始まっているころです。つまみ食いができるかもしれませんよ?」

「わかった。お願いするよ。メイベル」


 魔王領でどんな調理器具を使っているのか、気になるからね。

 それに、厨房の人の話を聞いてるうちに、なにか新しいマジックアイテムのヒントが思い浮かぶかもしれない。


 本当は、ライゼンガ将軍と、アグニスって人ことも気になるけど……。

 でも、それはここで話すようなことじゃないような気がする。

 案内が終わって、部屋に戻ったら聞いてみよう。メイベルならたぶん、色々と教えてくれると思う。


「それじゃ、厨房に行ってみよう」

「はい。トールさま」


 こうして俺とメイベルは『魔王城案内ツアー』を再開したのだった。

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