第137話「安全な地域生活のためのアイテムを作る」

『ノーザの町』を出たあと、国境の森で、俺はメイベルたちと合流した。


 ソフィア皇女との会談の中身については、その場でライゼンガ将軍に伝えた。

『ボイスレコーダー』も持っていたけど、将軍は口頭で構わないと言ってくれた。


「交易所の拡大とは、わくわくする話だな。すぐに魔王陛下に書状を送ろう」


 話を聞いた将軍は、楽しそうな笑みを浮かべた。


 気持ちはわかる。

 交易所の拡大には、多くのメリットがあるんだ。


 交流が増えれば魔族や亜人の人たちが、人間の領土に行きやすくなる。

 人間が魔王領に来るようになれば、国境付近に観光地を作ることもできる。

 掘り当てたばかりの銀の鉱脈を活かして、帝国の商品をたくさん買うこともできそうだ。


「だが……警備用の人員が必要になるな。それをどうやってひねり出すか」

「将軍は今、鉱山の開発もされているんですよね?」

「うむ。兵士たちには作業の手伝いと、作業員の護衛を頼んでいる。そちらの人員を減らすわけにはいかぬのだよ」


 なるほど。

 となると、ルキエにお願いして、人員を手配してもらうことになりそうだ。


「交易所をどうするかは、魔王陛下のご判断次第だな」


 ライゼンガ将軍は言った。


「返事が来るまで、トールどのは我が領地で待っていてもらえるだろうか。ことによっては、すぐに『ノーザの町』に行ってもらわねばならぬかもしれぬ」

「わかりました。俺は家で仕事をしています」


 俺はライゼンガ将軍に一礼した。


 もちろん『三角コーン』『コーンバー』『飛び出しキッド』についても、将軍に伝えてある。

 ただ、断片的な情報しかないことと、作れるかどうかわからないことも、ちゃんと話した。


 それらのアイテムがあることを前提に、交易所の拡大計画を立てるのは危険だからね。まずは作れるかどうか、確認する必要があるんだ。


「承知した。まずはゆっくりされるといい。ご苦労だったな。トールどの!」

「はい。それでは、失礼します」


 そうして俺とメイベルは、ライゼンガ領の家に向かったのだった。






「確かに『三角コーン』『コーンバー』『飛び出しキッド』があれば、交易所の警備兵さんを減らすことができますね……」

「それが『通販カタログ』に載ってればいいんだけどね」


 ここはライゼンガ領にある、俺の家。その作業場。

 そこで俺はメイベルと一緒に『通販カタログ』を調べていた。


『三角コーン』たちが『通販カタログ』に掲載されていれば、それを参考に作ることになる。

 でも、載っていない場合は、想像と直感で作らなきゃいけない。

 それはそれで面白そうだけど……これは交易所で使うアイテムだからね。できるだけ、確実なものにしておきたいんだ。


「よし。『三角コーン』は載ってる」


 俺は『通販カタログ』を開いて、メイベルに見せた。


「でも、『コーンバー』と『飛び出しキッド』は見当たらないな。あるとしたら、近くのページだと思ったんだけど」

「もしかしたら、特別なアイテムなのかもしれませんね」


 メイベルは『安全な地域生活のために』を見ながら、首をかしげている。


「この『安全な地域生活のために』の紙は、領主や町内の自治組織が書き残したものなのですよね?」

「その可能性が高いね」

「となると、『コーンバー』と『飛び出しキッド』は一部地域の秘伝なのではないでしょうか?」

「勇者世界全体で使われているわけじゃないってこと?」

「そうですね。土地によって剣術や魔術などが異なるのは、よくあることですから」

「……確かに、そうだね」


 魔獣の多い土地では、オリジナルの剣術や魔術が生み出されることがある。

 また、人が多く集まる帝都では、多くの技を使える兵士たちが町の警備を担当している。危険な場所、あるいは人が多く集まる場所では、治安維持のための力が必要になるんだ。


 勇者世界も同じだとすると──場所によって使われるアイテムが変わることはあり得る。


 たとえば、普通に人の流れを制御したいときは『三角コーン』を。

 絶対に立ち入り禁止にしたい場所には『コーンバー』を。

 それでも入って来る者がいるときは『飛び出しキッド』で、物理的に止める。


 ──そういうものなのかもしれない。


「ありがとうメイベル。それじゃ、まずは『三角コーン』を作ってみるよ」

「はい。お手伝いいたします!」

「『通販カタログ』に写真がってるからね。すぐに作れると思う」


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『三角コーン』 (小型・家庭用)



 DIYが途中なのに、家族がうっかり入りこんでしまうことはありませんか?

 あなたが借りている駐車場に、他人が車を停めていることは?


 そんな事態を防ぐために、この『三角コーン』で、立ち入り禁止だということを示しましょう!


 当社の『三角コーン』は安定していて、丈夫で長持ち。

『ここは立ち入り禁止』とはっきり示すことで、他者の侵入を防いでくれます。

 独自の塗料を使っているため、どんな遠くからでも目につきます。

 真っ赤な色の『三角コーン』は、まわりの者に警戒をうながすことでしょう。


 今なら3点セットでお安くなっています。ぜひ、ご購入ください!


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「……『DIY』ってなんだろうね」

「……勇者世界の魔術でしょうか?」

「Dは間違いなく『Destroy』だろうけど」

「破壊ですね。Iは『Inferno』でしょうか」

猛火もうか地獄じごくかー。となるとYは……」

「囲まれた土地を表す『Yard』かもしれません」

「呪文や剣術に使われていた単語といえば、それくらいだね」

「勇者独自の広範囲火炎魔術『我が庭を猛火で包めフレイム・ヤード』の上位版でしょうか」

「『破壊的猛火地獄の庭デストロイ・インフェルノ・ヤード』か。でも、そんな魔術があったっけ?」

「わかりません。ですが、破壊的だというのは間違いないと思います」

「それなら、人を近づけたくないのもわかるよね」


 俺とメイベルは、うなずいた。


「それで、駐車場だけど」

「これは……勇者世界の乗り物を止める場所でしょうか?」

「勇者が使ってる場所を奪う者がいるということかな? 信じられないけど」

「あちらの世界でも、土地の奪い合いはあるのですね」

「それを防ぐためのアイテムということは……勇者も、無益な争いを避けたいということかな」

「勇者同士が争うと、大変な被害が出そうですからね」

「となるとこの『三角コーン』は、敵を威嚇いかくするためのものだろうね」


 やはりこれは据え置き・常時発動型の『防犯ブザー』と考えるべきだろう。

『防犯ブザー』ほどの威力はないけれど、持続時間が長く、恒久的に敵の侵入を防ぐ。そういう効果のマジックアイテムだ。


 勇者を止めることはできないかもしれない、警告にはなる。

『これ以上踏み込めば全面的な争いになるぞ』──そういう、最後の一線を引くアイテムってことか。


 となると『コーンバー』は、それに『強化』をかけるアイテムなのかもしれない。

 そう考えれば……一緒に作ることもできるかな。


「よし。コンセプトはできた。作ってみよう」

「はい。トールさま!」


『三角コーン』と『コーンバー』の形はシンプルだ。

 構造は──据え置き型の『防犯ブザー』だと考えればいいな。

 近づく者を警戒させて、威圧し、威嚇いかくするようにしよう。


 まずは『光の魔石』を仕込んで、巨大な存在感を作り出すようにする。

 さらに『地の魔石』と『地属性』で強度を上げる。


『地属性』には元々、『安定感』『不動』『重厚感』という意味がある。

 地面は足元を支えてくれるもので、不動のものだからだ。


『地属性』を多めに加えれば、『三角コーン』と『コーンバー』を、地面に根が生えたような不動のものにできる。『重厚な存在感』を与えることもできるだろう。


 これで、騎兵の突進を防ぐくらいの効果が出ればいいんだけど。

 かっこいいよね。重装備の騎兵軍団を止める『三角コーン』と『コーンバー』って。


 騎兵を止めるには、馬をどうにかすればいい。

 そうだな……『コーンバー』には『風の魔石』で音を出して、敵を威嚇いかくする能力を与えよう。『オマワリサーン』みたいな大きな音が出れば、馬もびっくりして、足を止めるはずだ。


 ……よし。これでいい。

 素材は金属を使って、形を整えて、と。


「実行! 『創造錬金術オーバー』!」


 ごっとん。


 作業台の上に、ふたつの『三角コーン』と『コーンバー』が出現した。


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『三角コーン』『コーンバー』(属性:光光・風風・地地地)(レア度:★★★★★★★★★★★★)



『三角コーン』の内部に、人の髪の毛や魔獣の体毛を入れることで、その同族の魔力に反応するようになる。

 似た種族の者が近づくと、威嚇いかくして排除する。


『光の魔石』により、周囲に存在感を生み出す。

『風の魔石』により、存在感を周囲に広げる。

『地の魔石』により、存在感に重々しさを加える。また、不動の安定感を得る。


 危険地帯に亜人や魔族、人間を近づけないためのアイテム。

 魔力を感知すると、敵意を持つ『なにか』の気配と存在感を生み出す。

 生物の本能に訴えかける『警戒色』により、人を近づけない効果がある。


『防犯ブザー』よりも持続力が長い反面、威力は小さい。

『魔獣ガルガロッサ』などの巨大な魔獣には通用しないが、人や通常サイズの魔獣を排除するのには十分な力を持っている。


『光の魔石』『風の魔石』『地の魔石』が必要です。

 3ヶ月に1回、交換してください。


 物理破壊耐性:★★★ (魔術で強化された武器でないと破壊できない)

 物理移動耐性:発動後は安定性が高くなり、馬が引いても動かせなくなる。

 耐用年数:1年。


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「まずは実験してみよう。よく見てて、メイベル」


 俺は自分の髪の毛を一本抜いて、『三角コーン』の中に入れた。

 さらに魔力を注いで発動すると──



 ぶぉん。



 周囲に、冷えた空気が生まれた。

 透明な……ぴりりと張り詰めた、殺気混じりの空気が。

 そして──



『──ヴゥオオオオオオオオオ!!』



 高速に振動する『コーンバー』から、巨大な音が発生した。



『──コレ以上近ヅクナ! 貴様ハ我ガ間合イニ入ッテイル!!』



 殺気を帯びた気配が、『三角コーン』の背後に浮かび上がった。


「……これは……わかってても怖いな」

「……ト、トールさま!」


 ぐいっ。


 いきなりだった。

 メイベルが俺の肩をつかんで抱き寄せ、『三角コーン』に背中を向けた。


「な、なにか。恐ろしいものがいます! か、隠れてください。ト、トールさまは、私がお守りいたしますから……」

「お、落ち着いて、メイベル」

「わ、わかってます。『三角コーン』の効果だというのはわかっているのです。でも……」

「大丈夫、大丈夫だから。どうどう」


 俺はメイベルの肩を叩いて安心させる。

 それから『防犯ブザー』のようなスイッチを取り出して、渡した。


「これは『三角コーン』の無効化スイッチだよ。これを持つ人には『三角コーン』は反応しないようになってる。あと、持っている人が近づくと『三角コーン』の安定化能力が消えて、動かせるようになるんだ」

「は、はい」

「メイベルはこれを持ったまま、あの『三角コーン』を持ち上げて、俺の髪の毛を取り出してみて」

「わかりました!」


 メイベルは震えながら『三角コーン』に近づく。

 そうしてそれを持ち上げて、中から、俺の髪の毛を取り出した。



 ふぃぃぃぃぃん…………。



『三角コーン』と『コーンバー』の震えが止まった。よし。


「うん。『三角コーン』と『コーンバー』の実験は成功だ」

「……すさまじいアイテムですね」

「これに人間の髪の毛を入れれば、交易所を拡大しても、治安を維持することができると思う。警備兵も減らせるはずだよ」

「でもでも、トールさま」

「うん」

「これを設置したら、みんな怖がって交易所に来なくなるのではないでしょうか?」

「立ち入り禁止区画に設置するだけにすればいいんじゃないかな? あとは……『猛犬注意もうけんちゅうい』みたいに『猛三角もうさんかくコーンに注意』って看板を立てておけば、みんな近づかないと思うよ」

「ここから先は怖いものがいます、という警告ですね?」

「そうだね。『三角コーン』がある場所は危険で、そうでない場所は安全って、みんなわかってくれるはずだよ」

「わかりました。それなら安心です」

「よっしゃ」


 これで『三角コーン』と『コーンバー』は完成だ。

 あとは『飛び出しキッド』だけど……『通販カタログ』に載っていない以上、俺の直感で作るしかない。


 機能はわかってる。

『飛び出して、物理で人や乗り物を止める』──それだけだ。

 これは……試行錯誤して作るしかないな。


 困ったなぁ。いや、直感で作るなんて、本当に大変だ。

 しょうがないなぁ。面倒だけど、ソフィア皇女に『作る』って言っちゃったし。

 うん。やるしかないな。


「それじゃ、俺はもうちょっと研究を続けるよ。メイベルは先に休んで」

「もう遅い時間ですよ? 休まれた方が……」

「もうちょっとだけ。『飛び出しキッド』の開発の目処が立ったら休むから」

「……わかりました」


 メイベルはにっこりと笑って、


「では、その前にお茶を飲んでください。水分補給は大切ですから」

「うん。わかった」

「キッチンの方にいらしてください。すぐに用意します」

「そうだね……って、あれ?」


 あの……メイベル。

 どうして俺がキッチンに入った瞬間、作業室の入り口に『三角コーン』と『コーンバー』を置くの?

 俺の髪の毛をセットしてるのは、どうして?

 それをやっちゃったら、俺、作業室に入れないんだけど……?


「トールさまは、今日はたくさん、お仕事をされました」


 メイド服の胸に手を当てて、メイベルはじーっと俺を見ている。


「明日もありますので、休んでいただかないと」

「あと1時間だけ。30分でいいから」

「もう。トールさまったら……」

「せめてあと1ターンだけ。1ターン行動したら休むから」

「『ターン』って、勇者世界の謎単位ですよね?」

「学説によると、行動終了まで、という意味と解釈されてるね」

「……トールさま?」


 メイベルは腰に手を当て、ふんす、と息を吐いた。

 それから、メイド服のポケットから、一枚の羊皮紙を取り出して、


「実は私は魔王陛下から、トールさまにはちゃんとお休みを取らせるようにという厳命を受けております。その方法も、いくつかご提案をいただきました」

「メイベルとルキエさまって、そんなことしてたの!?」

「は、はい。どうしてもトールさまが研究を止めないようなら……」

「……やめないようなら」

「私……メイベル・リフレインは水着姿か……あるいは、下着姿でトールさまの背後に立ち、研究をじっと見ているようにと」

「すごいこと考えてる!?」


 というか、そこまで身体を張らなくていいよ。

 しかも、そんなことされたら、俺は作業が手につかなくなる。

 メイベルの水着姿や下着姿なんて、見たいに決まってるじゃないか。


 錬金術の作業とどっちが大事かといえば……悩ましい。でも、そんな状態のメイベルが背後に立ってたら、作業ができるわけがない。

 ……なかなかやるな。ルキエも、メイベルも。


「……わかった」


 降参だった。


「今日の作業はおしまいにするよ。お茶を飲んだら寝よう」

「そうですね。間もなく、日付も変わっちゃいますから」

「どうりで眠いはずだよ……ふわぁ」


 あ、いかん。椅子に座ったら、急激に眠気が押し寄せてきた。

 身体の方は疲れてたみたいだ。

 さすがメイベル。俺のことをよくわかってる。


「……それと、トールさまに眠っていただく方法として」


 メイベルが小さくつぶやいてるけど、俺の耳にはほとんど入ってこない。

 意識が遠のいていって、俺はただ、うなずくだけ。


「──姿で添い寝するところまではお許しいただきました。よろしいでしょうか……」

「……いいよ」


 そうして、メイベルの体温を感じながら、俺は眠りについたのだった。







「トール・カナンさま。アグニスです!」


『三角コーン』と『コーンバー』を作ってから、2日後、アグニスが俺の家を訪ねてきた。

 なんだか、慌てた様子だった。


「交易所の話がまとまったの?」

「い、いえ。それに関連した……人員の話なので」

「人員の話?」

「そうなのです。お父さまは交易所の拡大のために、兵士の配置計画を考えなおしていたのですけれど……その矢先に、鉱山の方に、魔獣が出たので!」

「まさか!? 新種の魔獣が!?」

「いいえ。よくいる魔獣の『ケイヴ・ダークベア』なので」


 洞窟を住処とする熊か。

 確か爪が長くて、攻撃力が高いんだよな。

 その上動きが速い、やっかいな魔獣だって聞いているけど。


「鉱山地帯の洞窟で『ケイヴ・ダークベア』が隠れ住んでいることがわかって……それで、鉱山開発をしている兵士たちが、攻撃されたので」

「だから対策のために、人員が必要になった、ってこと?」

「そうなので。洞窟は出入り口が複数あって、中が広くて、複雑に繋がっているみたいで……奴らは、好きに出入りして、野営している兵士を攻撃しているので。どうしても、警備の兵士を増やさなければいけないので……」

「そうなると、交易所には人員を割けなくなるよね」

「……はい」

「わかった。それじゃ、メイベル」

「承知しました!」


 俺とメイベルは席を立った。

 作業部屋に戻って、例のものを用意する。


「……あの。トール・カナンさま、メイベル」

「なにかな?」「どうされましたか? アグニスさま」

「その三角形のものと、子どものような形をした看板は……まさか」

「「話はあとで。まずは実験してみようよ (みましょう)」」


 俺とメイベルの声がそろった。

 とりあえず、ライゼンガ将軍に説明しよう。

 うまくいけば、洞窟の魔獣の問題と、交易所の問題が解決するかもしれない。






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