第133話「新たな変装について考える」

『ウォーターサモナー』の試用が始まってから、数日後。

 俺は、城下町に出掛けることにした。

 町の人たちがどんな暮らしをしているか、自分の目で確かめるためだ。


 町のどこで『ウォーターサモナー』が必要になるか知りたいし、町の人たちにどんなアイテムが必要になるかも知っておきたい。

 そのためには、人々の普段の様子を見る必要がある。


 でも、人間の俺がうろうろしていたら、みんなが緊張するかもしれない。

 だから、正体がばれないようにちょっとした変装をした。

 俺は大きめのフードを被り、顔を隠してでかけたんだけど──



「あ、錬金術師さまだ。こんにちはー」

「錬金術師のトール・カナンさまがいらっしゃったぞ!!」

「新種の魔獣退治に貢献された錬金術師さまが!?」

「トールさまのおかげで、商品を交易所に出せるようになりました!」

「次はなにを作られるのですか!? 錬金術師さま!!」



 ──大騒ぎになった。


「顔を隠してるのに……どうして」

「トールさまは、魔王領の有名人ですから」


 メイベルは困ったように笑ってる。


「城下町には兵士さんや、そのご家族もいらっしゃいますからね。トールさまの評判は知っているはずです。トールさまご本人がいらっしゃったら、みんなが集まってくるのは当然ですよ」

「歓迎してくれるのはうれしいけど……」


 でも、それじゃ困る。

 俺はみんなの、普段通りの生活を見たいんだ。

 家事の手を止めてこっちを見たり、手を振ってくれたり、集まってきてくれたら……調査にならない。

 いや、慕ってくれるのはうれしいんだけど。

 子どもが集まってくるのも楽しいんだけど。


「困ったね」

「やっぱりトールさまには、みんなを引きつけるものがあるのですね」


 メイベルは隣に並んで歩きながら、


「それに、魔王領は魔族と亜人の国です。純粋な人間はトールさま以外にいらっしゃいません。つまり、魔王領で人間を見かけたら、それはトールさまということになります。だからみんなすぐに見つけてしまうのかもしれません」

「それだ」

「……え?」

「つまり、俺が魔王領の人たちに変装すればいいわけだね?」


 さすがメイベルだ。

 メイベルの言葉は、いつも俺にヒントをくれる。


 彼女の言う通り、魔王領にいる人間は俺だけ。それじゃ目立つのは当然だ。

 それなら対策は簡単だ。俺が人間以外に化ければいい。


「変装用のアイテムを作ろう。人間以外の種族に化ければ、みんなの中に溶け込めるよね? 気づかれずに、こっそりと城下町を回れるよね。うん。そうしよう」

「トールさまはそのままで素敵です。変装の必要なんて──」

「変装用アイテムを応用すればメイベルを人間に変装させることもできるかも。そうすれば、一緒に『ノーザの町』を回れるよね? 離れて行動しなくてもいいよね」

「──前言撤回です! ぜひお願いします!! トールさま!」

「よっしゃ」


 それじゃ城に戻って、変装用のアイテムを作ろう。

 そんなに難しくはないと思う。

 ただ、俺を人間以外に見せかければいいだけだなんだから。


 そんなわけで、俺は部屋に戻って作業を始めたのだった。






『通販カタログ』には、様々な変装用のアイテムがある。

『なりきりパジャマ』の他にも、2、3個見つかった。


 だけど、魔王領の人たちになりきるには向かないものだった。

 派手だったり、可愛すぎたり、謎生物だったり……。

 とにかく、俺が魔王領に溶け込むには向かない。メイベルには、今度可愛すぎる変装アイテムを渡すつもりだけど。


 とりあえず今回は、オリジナルの変装アイテムを作ることにしよう。 


「メイベルは、俺がどんな種族に変装すればいいと思う?」

「私と同じエルフ……と申し上げたいところですが、変装のためには、誰から見てもわかる特徴があった方がいいですね」


 メイベルは自分のエルフ耳を、つん、と、突っついてみせた。


「エルフ耳だけですと、帽子やフードで隠れることもありますから」

「目立つ特徴となると……つのかな」

「そうですね。角があれば、魔族に化けることもできると思います」

「わかった。それじゃ、やってみよう」


 角を作るのは簡単だ。金属片を変形させればいい。

 ただ、角は魔力の強さを現すものでもあるから、あまり大きくするわけにはいかない。大きすぎると「俺はむちゃくちゃ魔力が強いぞ」って意味になるからね。


 角は小さめに作ることにしよう。

 でも、必要なのは目立つ特徴だ。となると……光らせるのはどうだろう?


『光の魔石』を組み込んで、ピカピカ光るようにすれば目立つはずだ。

 通る人はみんな、光る角に目を向ける。

 俺の顔は目立たなくなる……と、思う。たぶんだけど。


「他にはどんな変装がいいと思う?」

「姿かたちが隠れるように、マントを身につけるのはいかがでしょう?」

「なるほど。いいアイディアだね」


 俺は魔王領の人みたいに、ガタイが良くないからな。

 体型から俺だってばれると困る。

 でも、やっぱり必要なのは目立つ特徴だから……みんながマントに注目するようにしたいな。


 それじゃ、『UVカットパラソル』みたいに、うねうね動くようにするのはどうかな。あのパラソルは表面がスライムみたいに動くようになっていたから。

 あれを応用しよう。

 みんなマントの動きが気になるから、俺の姿から注意が逸れるはずだ。


「それじゃ、マントも作ってみるよ。やっぱりメイベルは頼りになるな」

「そ、そんな……照れてしまいます」

「他になにかアイディアはある?」

「顔を隠すために、覆面ふくめんをつけるのはいかがでしょうか?」

「それはさすがに怪しくない?」

「眼帯ならどうでしょう? 片目を隠すだけでも、顔つきは変わりますから」

「それはかっこいいかもしれない」


 眼帯ならすぐに作れる。

 ついでだから、これも光を放つようにしよう。

 相手は光で目がくらんで、俺の顔を見ることができなくなるはずだ。


「よし……それじゃ作ってみるか」


 俺は『光る角』と『うねうね動くマント』と『発光する眼帯』の製作を始めた。

 そうして、しばらくして──





「……こんなものかな?」


『角』『マント』『眼帯』は完成した。

 角と眼帯には『光の魔石』を仕込んで、光が出るようにしてある。

 マントは『UVカットパラソル』と同じ3層構造だ。水属性と風属性で、うねうね動くようになってる。


 これを使えば、俺の正体を隠すことができるはず。

 ……できるはずなんだけど。


「常識的に考えると、これを身につけて人前に出るのは……どうなんだろう」


 角は光る。俺から注意を逸らすことができる。

 マントはうねうねする。みんなはマントに注目する。俺の姿を隠すことができる。

 眼帯も光る。目をくらませて、俺の顔を見えなくすることができる。


 正体を隠すという目的は十分に達成できる。

 だけど、この格好で出歩くのは……かなり怪しいような気がする。


 問題は、俺自身から注意を逸らすことに特化しすぎたことだ。

 そのせいで、見た目のバランスとか考えてなかった……。


 でも、どうしよう。

 せっかく作ったのに、廃棄するのはもったいないよな。

 それに……これを着た姿が、魔王領では注目されないという可能性も……まぁ、絶対にないとは言えない。だから──


「とりあえず、メイベルに相談しよう」


 魔王領の常識について、俺は完全に理解しているわけじゃない。

 これを身につけて帝国の帝都を歩くのはアウトだけど、魔王領の城下町ならぎりぎりセーフかもしれない。

 そのあたりの判断はメイベルにお願いしよう。


 メイベルは……さっき厨房係さんに呼ばれていったばかりだ。

 今日は新しいおやつに挑戦するって言ってたっけ。


 俺も厨房に行こう。

 おやつを食べながら、角とマントと眼帯について相談すればいいな。


 そんなことを考えながら、階段を降りると──



「おや、トールどの。新しいアイテムですか?」



 城のエントランスで、宰相ケルヴさんと出会った。

 中央階段を降りてきたみたいだ。ルキエと会ってたのかな。


「魔王陛下なら玉座の間にいらっしゃいますよ? お取り次ぎしましょうか?」

「ありがとうございます。でも、謁見は後にします。これからアイテムの実験をしなければいけないので」

「アイテムの実験……ですか?」

「たいしたものではないですよ。ただの、変装用の『角』『マント』『眼帯』です」

「変装用の?」

「はい。付け角と、体つきを隠すためのマントと、表情を隠すための眼帯です。魔力を注ぐと光ったりうねうねしたりするようになっていますけど、それ以外の効果はありません」

「……そうですか」


 あれ? どうしたんだろう。

 ケルヴさんはびっくりしたように目を見開いて……それから、額を押さえてる。

 なんだか悲しい顔をしてこっちを見てるけど……?


「申し訳ありません。トールどの」

「どうしたんですか? 宰相閣下」

「今……手にしているのは、ただの、変装用の『角』『マント』『眼帯』だとおっしゃいましたね」

「はい。ちょっと目立つだけのものです」

「そうですよね。私は、トールどのを信じております。トールどのは、作ったアイテムについて、いつも包み隠さずに話してくださいますから。ですが……」


 ケルヴさんは、やっぱり悲しそうな口調で、


「宰相としての理性がささやきかけるのです。『常識的に考えろ。トールどののアイテムが、ただ、変装するだけで済むはずがない』と」

「常識的に考えて、ですか?」

「はい。経験から身についた常識のせいで……その角とマントと眼帯が、どうしても気になってしまうのです」

「ですよね。文官の長である宰相閣下は、強い常識をお持ちでしょうから」


 なるほど。

 宰相であるケルヴさんは魔王領の常識に詳しい。

 この3点セットを身につけて出歩いたら、ただの変装じゃ済まないと思ってるのかもしれない。


 みんなびっくりするかもしれないし、不審者だと思って武器を手にするかもしれない。その結果、大きな騒ぎが起こる可能性もある。

『変装するだけじゃ済まない』というのは、そういう意味だろう。


 ケルヴさんが心配するのはわかる。

 今回は『とにかく俺の正体を隠す』ということに特化して作っちゃったからね。

 それ以外のことまで、頭が回らなかったんだ。


「宰相閣下のご心配は、理解しているつもりです」


 俺は言った。


「このアイテムを身につけて出歩いたら、 (町の人たちがびっくりしたり、怪しい魔族がやってきたと思ったりという)予想外の効果があるかもしれない、ということですね?」

「……? あ、はい。ちょっと引っかかりますけど、そのような意味です」

「でしたら、これは宰相閣下にお預けします」


 俺はケルヴさんに、『角』『マント』『眼帯』を差し出した。


 ケルヴさんは魔王領の常識に詳しい。

 これを身につけて人前に出ても大丈夫かどうかもわかるはずだ。

 だったら常識人のケルヴさんにチェックしてもらうのが一番だろう。


「宰相閣下の手で、これが常識的なアイテムかどうかをチェックしてください」

「いいのですか?」

「俺は宰相閣下を信頼していますから」


 ケルヴさんが俺のアイテムをチェックしてくれるから、俺は安心してアイテム作成ができるんだ。

 それに、ケルヴさんなら、魔王領のファッション事情にも詳しいかもしれないからね。この姿で表を歩いても大丈夫かどうか、判断してくれるはずだ。

 

「とりあえず、使い方をお教えしますね」

「あ、はい。ありがとうございます」

「角は頭につけます。魔力を注ぐと光ります。マントは──」


 俺はケルヴさんに『角』『マント』『眼帯』の使い方を説明した。

 ケルヴさんは真剣な表情でうなずく。

 そうして、俺が作った『角』『マント』『眼帯』を手に、去って行ったのだった。





 ──その後、玉座の間では──




「なるほど。『ウォーターサモナー』は問題ないようですね。このまま何事もなければ、トールどのに量産をお願いいたしましょう」

「うむ。そうじゃな」

「では、次の報告者を呼んでもよろしいですか? 陛下」

「う、うむ」


 玉座の魔王ルキエはうなずいた。

 それから彼女は首をかしげて、


「ところでケルヴよ」

「いかがいたしましたか。陛下」

「そのピカピカ光る角は、どうしたのじゃ?」

「……アイテムの効果を検証するため、トールどのからお借りしました」

「そのうねうね動くマントと、謎の光を発する眼帯も?」

「…………そうです」

「目立つだけのアイテムのようじゃが、お主が身につける意味はあるのか?」

「い、いえ、私も必要はないと思うのですが……」


 宰相ケルヴは片手で、光る眼帯を押さえながら、


「ただ、私の宰相としての経験がささやきかけるのです。『常識的に考えろ。トールどののアイテムが、ただ、変装するだけで済むはずがない。使い続ければ、きっとびっくりどっきりの効果を発揮するはず』──と」

「トールはなんと言っておったのじゃ?」

「ちょっと目立つだけの変装用アイテムだとおっしゃっていました。ですが──」

「あやつのアイテムは、本人にも予想外の効果を発揮することがあるからのぅ」

「そうでなくても『なりきりパジャマ』のように変形するなら納得できるのです。あるいは『ビームが出る』『光の魔術を発生させる』『装着者を透明にする』などと、トールどのらしいことを言っていただければ安心できるのですが……『ちょっと目立つだけの変装用』と言われると、かえって不安になるのです」

「そういうものなのか?」


 魔王ルキエは、ピカピカと輝く角、うねうね動くマント、七色に変化する眼帯に目を向けた。

 それから腕組みをして、


「じゃが……その格好はいくらなんでも、派手すぎぬか?」

「……それは、自覚しております」


 宰相ケルヴは肩を落として、つぶやいた。


「陛下のおっしゃる通り、すごく派手です。それに珍妙ちんみょうです。正直……身につけていると、精神が削られていくような気がいたします」

「外した方がよいのでは?」

「トールどののアイテムです。長時間使ってみなければ、安全性がわかりません」

「ちなみにトールは、その角とマントと眼帯を、なにに使うつもりじゃったのじゃ?」

「変装のためとおっしゃっていました」

「……光る角と、うねうねマント、眼帯をつけてどこに行くつもりなのじゃ?」

「おそらくは魔獣討伐に行かれるのではないでしょうか。光る角は魔力のたかぶりを表し、うねうね動くマントは活発な生命力を表し、眼帯はすべてを見抜く眼光を表しているのでは? つまり、これは魔獣を威圧するためのアイテムだと思われます」

「あり得る話じゃ」

「となると、角や眼帯から、怪しい光線が出る可能性も考えるべきでしょう」

「それでケルヴは、それらを装備し続けておるのじゃな?」

「魔王陛下がご不快ならば、外しますが……」

「よい、そのままにせよ。たまには余たちが、トールのアイテムの隠された効果を見いだすのも楽しかろう」

「はっ! 承知いたしました」


 そうして、『光る角』『うねうねマント』『怪しく輝く眼帯』を装備した宰相ケルヴは執務を続け──

 魔王城の者たちや、謁見えっけんを申し込んだ者たちは、その光を目にすることになり──

 その結果、宰相ケルヴは新たなる伝説を作り出すことになったのだけど──




「なにも起こりませんでした……」

「ですよね」

「まさかトールどのが、目立つだけのアイテムを作られるなんて……私の常識を超越しておりました……」


 翌朝。

『角』『マント』『眼帯』のを返しに来たケルヴさんは、がっくりとうなだれた。


「……私は1日あの姿でいたのですが……おかげで『光る角の宰相ケルヴ』『闇のマントをうごめかせる宰相』『宰相ケルヴは眼光鋭く、嘘を見抜く』……なんてうわさまで流されてしまって……」

「かっこいいですね」

「ちなみにトールどのは、なんのためにあれを作られたのですか?」

「魔族に変装して城下町を散歩するためです」

「やめてください目立ちすぎます」

「やっぱりあれは魔王領でも、非常識な格好だったんですね……」

「むしろあの格好で出歩こうと考えていたことがおどろきです」

「ですよね。俺も作ってる途中で『まずいかな』とは思ったのですが」

「……できればそこで止めて欲しかったです」

「でも、お城の人たちには大評判でしたよ? 『宰相閣下が新たな流行を始めようとしている』『光る角のおかげで、宰相閣下の居場所がわかる』『ケルヴどの眼光の前には、真実を話すしかない』──あれ? 宰相閣下? どこに行かれるんですか? そっちは壁ですけど。あの?」

「……だ、大丈夫です」


 ケルヴさんは額を押さえて戻って来る。

 とにかく、今回作った角とマントと眼帯は失敗作だ。

 これは回収して……そのうち処分することにしよう。


「とにかく、実験していただいてありがとうございました。宰相閣下」

「いえ、お役に立てたなら……よかったです」

「それでは『角』『マント』『眼帯』を渡していただけますか?」

「いえ、これは、私に買い取らせてください」


 宰相ケルヴさんは言った。


「代金はお支払いいたします。ぜひとも、私にいただければ」

「実はお気に入りのファッションだったんですか?」

「まったく違います」

「……ですよね」

「昨日……身につけているときに、角を曲げてしまったのです」


 そう言って金属製の角を取り出すケルヴさん。

 確かに、途中で変な方向に曲がってるな。強い衝撃を受けたみたいに。


「壊してしまったものをお返しするわけにはいきません。ですから、買い取らせてください」

「それなら差し上げますよ」

「そういうわけにはいきません。筋は通さないと」


 本当に真面目だな。ケルヴさんは。

 でも、俺はこの人の、そういうところを尊敬してる。

 ケルヴさんがルキエの側近である限り、魔王領が道を間違えることはないって思えるから。


「それでは失礼します。トールどの」


 そうして、何度か代金の交渉をして──結局、俺は手間賃だけもらうことにした。

 次に城下町に行ったとき、これでケルヴさんにおみやげでも買ってこよう。


「今回のことは私の失態です。トールどのは気になさらないでください」


 最後にそう言って、ケルヴさんは頭を下げた。


「トールどのは遠慮なく、その才能を、魔王領のために活かしていただければと思います」

「わかりました。また新しいマジックアイテムを作ったら、ちゃんと報告しますね」

「信じていますよ。トールどの」


 そう言って、宰相ケルヴさんは自室へと戻っていったのだった。







 その後ふたたび、俺はメイベルと、こっそり城下町を回る方法について相談した。


『なりきりパジャマ』でトカゲに化けて回るとか、『改良型・抱きまくら』で俺の替え玉を配置して人目を引きつけるとか、色々とアイディアが出たけど──それは一時、棚上げになった。


 魔王ルキエから、依頼が来たからだ。


「すまぬがトール。帝国領『ノーザの町』へ行ってくれぬか?」


 玉座の間で、魔王スタイルのルキエは言った。


「ソフィア皇女から書状が来たのじゃ。『重要な案件ゆえ、錬金術師トール・カナンと、魔王領の方と直接会ってお話がしたい』──とある。話を聞いてきてくれぬじゃろうか。トールよ」




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【お知らせです】

 いつも「創造錬金術」をお読みいただき、ありがとうございます!


「創造錬金術師は自由を謳歌する」のコミカライズが決定しました!

 担当していただくのは、姫乃タカ先生です。

 詳しい情報は、近いうちにお伝えできると思います。


 書籍版「創造錬金術師は自由を謳歌する」は、ただいま発売中です!

(ご購入の報告もいただいております。ありがとうございます!)

 書籍版の詳しい情報はカドカワBOOKSさまのホームページで公開されています。ぜひ、見てみてください!


 書籍版「創造錬金術師は自由を謳歌する」は、ただいま発売中です!

 書き下ろしエピソードも追加してますので、どうか、よろしくお願いします!







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