第2話


聖剣を折ろうとするも

自爆する悪魔


諦めたのかポイって投げ捨てる

「やりますね 

この世界にも多少は脅威というものがありそうですね」



(え?なにおき)

(多分自爆www)

(調子のるから)

(いまだ勇者 やっつけろ)

(けど武器ないぞ安心できないって)

(それより、タンク 魔法使いちゃん

無事でいてくれ)

(いや無理だろ、医学ちょっとかじってるが

あれは時間の問題)

(希望ないこというなよ)

(いますぐ搬送したら命だけは)

(誰か娘を助けてください 

なんでもお支払い致します。わたしの命と

引き換えにでもだからお願い致します)


いろいろなコメントが流れていく中


「お前だけでも逃げろ」


「えっ」となる聖女


「済まない、さすがに好きな子には死んで

ほしくない 転移まで時間を稼ぐだから…」

転移は転移石をもって 

イメージしなければならない

完全にイメージリンクするまでに熟練度

があるものでも2.3秒はかかる 

ましてやこんな混乱してる状況では

もっと時間は掛かるだろう


それと幼馴染の勇者の突然の告白


だが


「いや、逃がしませんよ ふふふっ!」

自爆で切断された足が生えてきた悪魔

悪魔は再生能力があるみたいだ


「ぐおおおお」

っと雄叫びをあげる悪魔


先ほどより体格が一回り大きくなり

3メートルくらいになる

「ふう 先ほどは油断しましたが 

全力でいきます。」


変身したのか 

余裕な態度から全力ではないとわかってはいたが


勇者や聖女 

視聴者も絶望で顔が真っ青になり

転移のためのイメージや身動きすらできず 

呼吸すらも忘れていた


明らかに別次元

前衛の勇者は近くで余波を浴びたせいか

「うああああああ」と絶叫し

半狂乱 失禁 そのまま泡を吹いて気絶


仕方ないといえば仕方ない

先ほどは逃げろと言ってはくれた

それだけでもいい奴なのは世界中が知ってる。

誰も情けないとは思わないし思えない。


聖女が泣きながら

「助けて…お願い」

か細い声がドローンを通して視聴者ながれる


(これ現実だよな)

(多分世界の終わり)

(ダンジョンから出てくるんだろうなあ)

(世界が蹂躙される未来予想図II)

(孫を…わしの孫を)

(わたしの娘を…)

世界が絶望としていた


「まあまあの成果に魔王様も

お喜びになられるでしょう 

軍勢を率いて支配していかねば

四天王としても最弱と侮られたわたしの株は

あがるでしょ あーはっはっは」

と声高々に悪魔


涙が溢れて止まらない聖女

こんなはずではって

ちゃんボスも倒したのに

凱旋をと意気揚揚にさっきまでしてたのに


もう助からないだろう 

意識があるのが一人になり悟ってしまったのだ

周りを見ながら虚ろな目で 涙を流しながら

「パパ ママごめんなさい」

ずっとぺたんと座っていた

だか聖女が立ち上がる

足はガクガク震えてる

今にも意識が飛びそう

顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃ


「おや?」

悪魔は悦に浸っていたが気づく


聖女は回復 バフ特化だ

基本的に攻撃の手段は無い


なんと聖女は拳を握った

「許さない…」


悪魔はそれを聞いて大爆笑

「あーはっはっは わたしとやり合うとは

実力もわからない下等生物ですね

殺気だけで多分死にますよ」


「それでも、最後まであがいてみせる

世界中が見てくれてる、

今は無理でも絶対にいつか 

   

いつか…力を合わせて 

厄災に立ち向かうと 立ち上がる 

だから最後のあがき

未来を託すために」


(涙でまえが見えない)

(立派だよ 聖女様)

(おれも微力ながら立ち向かう)

(世界で力を合わせれば)

(もういい逃げろ)

(頼む死なないで)



わたしは誰かどう見ても自殺志願者だろう

本当は逃げたい

だけどこの仲のいい 

命をかけて探索したメンバーは裏切れない

まあメンバーなら天国でなんで

逃げなかったんだってどやされそう。

パパやママにも謝ったし 

決意は変わらない

あとは任せました


「参ります」

っと悪魔にかける聖女


(やめろー)

(みたくない)

(さすがにもう)

(おちます)


と悪魔がだるそうに蒼炎を出した瞬間

「しになさい」


っとまたまばゆい光が


ドシンっっと地震と間違うような地鳴り


そこに黒い禍々しくも反射で

鏡面のようになる

美しいフルプレートアーマー人物が光の中から

降臨した。


そして小さい声で一言

「美しいな」と

 


− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m

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