第317話

オレ様は、元Sランク冒険者チャラ男。

今はノーネーム構成員だぜ。


今飲み屋で新人キャストの肩を抱き

そのまま胸元に手を出したオレ様。


すると


柔らかな感触が来る前に


「イテテ…?!」


手をつねられたオレ様。

くそっ!

持ち帰れると思ったがダメか…

さすがにまだ早すぎたか…


「わたくしにそれ以上触れるのを

許した覚えはありませんよ!」


「わ、悪かった…。なら他の子にするか!

って…イテテ!」


さらに強いチカラでつねられるオレ様


「もう!わたくしという者がありながら!

あなたという人は!」

となぜか怒り出す新人キャスト


ん?


わたくしという者?


オレ様は酔っ払いだが

ここで、やっと違和感を感じた…。


新人キャストの顔を近くで

マジマジみると…



「え?!王女様?

ここで働いてるの?なんで?」


「働いてはおりませんよ?あなたが

いると聞いてちょっとイタズラをしに」

とお茶目な顔をして舌を出す王女様


くっ!やられたぜ!

前もたしかオレ様がノーネーム幹部になれば

婚姻を考えてあげると、からかわれたしな…。


「び、ビックリしたぜ…こんな場所に

王女様は似合わないからな。

いや、似合ってはいるのか?」

ドレス姿は相変わらず可愛い。

もちろん顔もだが。



「ふふ。ならお持ち帰りはまだダメですが、

お城まで送って下さるかしら?」


「お、おうよ!オレ様に任せとけっての!」

視察かなにかで来てたのかな?

よくわからないが王女様も大変だな。




小声で

「いいですか?あの方がまた来ようものなら

わたくしにすぐ連絡を、よろしいですか?」

なにか言われた店長はペコペコ王女様に頭を下げていた。



「ん?どうかしたか?」


「いえ、今日は良い社会勉強になりました。

と」


「そ、そうか…ほどほどにな。」

オレ様は支払いをすませ

王女様と二人で外へ出る。

すると、王女様が手をオレ様に差し出してきた。

「わたくしが暴漢に恐れわれたらどうするの

ですか?」


「へーへー、なら御手を拝借。王女様っと。

そりゃオレ様の命に代えても守りますよっと。」

と、オレ様は王女様の手を取り

一緒に並んで歩く。


「よろしい!

まだわたくしを抱きたいとお思いですか?」


「へっへっへ。当たり前だろ!ぐちゃぐちゃに

犯してやりたいぜ!」



「なら早くわたくしのためにも…。

ずっとずっとお待ちしておりますから。

あ!い、いえなんでもありません…

では。」

と、小声で何かを言い

気がついたらもう城前だった。

王女様は最後恥ずかしそうに

走っていってしまった…。



ま、まじか…

オレ様は酔っ払いだが王女様の恥ずかしながら

言う呟きは微かに聞こえていた。

ノーネームの幹部に一刻もはやく

なりてえ!待たせるわけにはいかねえ!

もちろん、冗談だって、

また、からかわれたって可能性もある

あるけど、

オレ様はいてもたっても居られなくなり…


鬼人の姐さんに模擬戦を挑みにいって

愛と欲望のチカラで勝ってやるぜ!





と、息巻いたがボコボコにされたのだった。





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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m

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