第22話

「ふう…」

袴を着た姫と呼ばれる少女にビンタされたオレ


避けようと思えば避けれたし、

反撃も出来たが

さすがにオレが悪いし 

女性には基本悪党でもあまり手は上げたくない…


まあ騎士団に突き出したりはするが…


痛くはないが

なぜかこころは痛かった…




しょぼくれても仕方ない

王宮に帰って 明日の武闘大会に備えるか!


「ただいまー」


「おかえりなさいませ。坊ちゃま」とメイド長


「腹へったあ!

あ、串焼き食いそこねた!

あの串焼きそのままポイ捨てみたいになってたわ

やべっ!」

と踵を返すが


「大丈夫ですよ坊ちゃま」


「え?なんで?」


「痴話喧嘩を見ていた買い物中のメイドが

綺麗に片付けていきましたよ。」


「そうだったんだ。って痴話喧嘩?」


「女性に振られ、平手打ちされてたとかなんとか」


「いやいやいや、そもそも初対面だから!」


「一目惚れですか?」


「いやいやいや因縁つけられたっていうか、

からまれたというか…」


「他国のお召し物でしたし、

まさか…坊ちゃまにそのような仕打ちを?

メイド隊で処してきましょうか?」


「待って待って! 大丈夫大丈夫だから!

オレが原因だから! 本当に本当に!」


「ならいいのですが… 

なにかありましたらお申し付けくださいませ」 


「…」


ひー過激だあ

処すって一体なにすんだよ?

王宮のメイド隊は

10人いる。

そしてトップにメイド長


元々は パパン王を暗殺しにきた

凄腕のエリートアサシン集団らしい…

だがメイド長含むメイド隊は返り討ちにあい

口に含んだ毒薬も見破られ全員自害できず… 



裏ギルドから依頼されてたらしい。

まあ弱みを握られてみたい。

パパン王が元エリートアサシン 

現メイド隊を救出し裏ギルドを壊滅させた。


無職となったエリートアサシン達が

王宮メイド隊になったのだ。




パパン王がそんな話してるのを苦笑いしながら

聞いてたオレ。

ちなみにオレがいらないって言うなら雇わないって 

言うもんだから 

メイド隊みんなうるうるした目で見つめてきた。

まるで捨てないで!と言う仔犬のような瞳で…

オレは観念しメイド隊を了承した。


流行りの圧迫面接ならぬ

圧迫された面接管のオレだった




そして夕食

「「「「頂きます」」」」

オレ

パパン王

ママン

メイド長

じいや

みんなで夕食。


基本的にみんなで食べている。



王宮が広いからメイド隊は仕事が大変なんだろう

メイド隊とたべることも多々あるがいまは

仕事中らしいからいない。


王宮はみんなが家族だ


王宮騎士団 王宮魔法師団もあるが

有事の際、動けないといけないから

離れにいる まあ親戚扱いだ




「兄様あしたは優勝がんばってね」妹


「任せろ妹よ」


「あらあらうふふ」ママン


「坊ちゃまが優勝は間違いないでしょう」メイド長


「ふぉっふぉっ 確かに ただいろいろな国の

参加者 影なる猛者が潜んでいるかも

しれぞい!」じいや


「息子よ…油断しろ いいな」パパン王


「え?油断するなじゃなくて?」オレ


「ああ、開始してすぐ攻撃は禁止だ

試合は15分ある 5.6分たってからだ 

もちろん我との試合もだ!」パパン王


「なにその変なルール?なんで」オレ


「王子だからだ! 息子のお前には

スポンサーのロゴ入り

シャツ スボンを着て試合してもらう。 

武器も無し、素手だ! 

それに早々に決着がついてはならん!

最初は回避に徹しなさい。

スポンサーを怒らせてはならん!」パパン王 



もちろん王が息子に仕組んだ罠だ

ロゴ入りシャツ 

ズボンは王宮魔法師団全員徹夜で

デバフ魔法を注入している

王はまだ息子に抜かれたくない 

威厳を保ちたい一心で不正のオンパレードで

息子と試合をするみたいだ



「わかった」疑うことを知らないオレ


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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m














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