第295話
軽薄探索者を殺害し、
憲兵とギルドマスターに取り囲まれ
事情聴取のため同行を求められたが拒否したオレ。
「ギルド脱退?国外追放?
構わない。オレは自分のすることには
誰にも口を出させない!
こうと決めたことは死んでもやり遂げる
自身の命よりも重い覚悟だからな!
オレはな…産まれながらにして
何をしても謝罪を一切するなと
教育を受け育ったのだ。
何でも自分の思い通りにしろとな、
出来なければチカラで勝ち取れ
負けたら死ねとな。」
王子のときの教育だ。
自国、パパン王は武力で
大陸を制覇し全てを支配下においている。
時期王になる予定の王子だったオレは
幼少の頃から、じいやにそう教わってきた。
どうでもいいことなら別にいいが、
自分が覚悟をし決めたことに
指図は絶対に許されない。
だが専属受付嬢の父親、
ハゲギルドマスターも見知った仲だ。
黒騎士のときも、よくしてもらってる。
殺害したいほどではないし、皆殺しにして
まで押し通るつもりはないから
オレが折れるか…
と、オレはギルドカードを投げ捨てた。
「ギルド脱退と、国外に追放だな。
了解した。」と、オレの方から日本を立ち去る。
連行され、根掘り葉掘り聞かれるほうが嫌だった。
たしかに軽薄探索者は殺害したが
部外者にあれこれ説明はしたくない。
ただ殺すと決めただけ、
それ以上でも以下でもない。
だからオレは転移した。
クロノで日本はいれなくなったからだ。
「なっ!まっ、待ってくれ!!
クロノ殿!!」
と、ギルドマスターの声が響いたのだった。
もちろん日本政府は特級探索者の扱いには
情報規制を敷くはずだが
今回は一般市民の目撃者、
動画撮影やライブ配信など
既に箝口令は時すでに遅し…
瞬く間に
クロノ元特級探索者
無抵抗のなんの罪もない一般市民を殺害。
任意同行を拒否し、
特級探索者資格剥奪。日本国から追放と
SNSやニュースで大炎上し、
世界を震撼させたのだった。
世界最強の一角と言われてるクロノだったが、
最近は覆面レスラーとしてアメリカ贔屓だったり
で批判は少なからずあった。
クロノを事情聴取しようとした
警察やギルドマスターの対応も不備は、
何も見当たらなく
むしろクロノの残虐さが指摘されはじめ
クロノがギルド脱退、国外追放は妥当
と世論はなっていった。
むしろせいせいするなど、
あまり快く思ってない人達は
ここぞと言わないばかりにクロノを叩き
出したのだった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
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