第294話
オレはブタオの後始末をしに、
軽薄探索者の元へ訪れたクロノことオレ。
「抜け!いまからお前を殺す!
嫌なら抵抗しろ。
前にブタオと揉めたろ?
あれは、憑依してたオレだ!」
「な、なに言ってんだい…
あ、アンタにケンカ売った覚えはねえし!
憑依?」
「お前が知る必要はない!
抜け!次は斬る」
と、血塗られた愛刀を抜いた。
ドクンッと脈打ち、
血塗られた愛刀を久しぶり使うからか
喜んでるのがわかる。
「ひ、ひえー!!お助けを
お助けをお助けを!」
土下座する軽薄探索者
まわりがガヤガヤし始める、野次馬も増えてきた。
繁華街だから仕方ない。
多分憲兵にも通報されたな…
まあ別にいいが!
「お前には腹を刺されたんだがな…
だから無理だな。死ね!!」
なんかその場凌ぎの謝罪な気がするし。
とりあえず血塗られた愛刀で
胴を一刀両断した。
軽薄探索者の身体は2つに別れた。
「お助けをお助け…
あれ?チカラが入らない…お、オイラの
身体が…」
と、ぶつぶつ呟きながら絶命。
野次馬達からは悲鳴があがる。
すると
「なにをしている?!」
憲兵、日本でいう警察に取り囲まれたオレ。
「殺しただけだが?」
「く、クロノ特級探索者?
す、すみませんが我々と署までご同行を…」
「憲兵か?いや、断るが?
チカラづくで連行して行けばいい。
もちろん抵抗するがな!」
と、オレは血塗られた愛刀を憲兵に向けた。
警察は皆動かない…
いや動けない。
間違いなく無理に連行したら殺されると…
だが、なんとか穏便に事情聴取がしたいと
思っていたら、
「あー、ギルドマスターだ!
久しぶりだ。クロノ殿!」
専属受付嬢の父親ギルドマスターが来た。
「久しいなハゲ」
クロノとギルドマスターは面識がある。
専属受付嬢が親を紹介したいから会ってほしいと
言われ会ったからだ。
ちなみにギルドマスターが禿げたのは
黒騎士からのストレスと
黒騎士のチンピラパーティーを殺戮するのを目の前で見たからだった。
「ぎ、ギルドマスターと呼んでくれたら
嬉しいが…クロノ特級探索者殿!
罪もない抵抗もする素振りもない一般市民を
一方的に殺害したと通報を受けて来たのだが…
事実だろうか?」
「ああ」
「…ご、ご同行願えないか?
罪はなるべく軽くする。不起訴の無罪には
多分できるが…さすがに全てをもみ消すには…
多くの一般市民に目撃されすぎているんだ…」
「もみ消す?オレは別に頼んでないが?」
「最悪ギルド脱退、国外追放にもなりえて…
なんとか、なんとかお願いしたい…何卒…」
冷や汗をダラダラかくハゲ
ギルドマスターだった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
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