第293話
オレは軽薄探索者殺害の
ため東京ギルド本部へ来た。
「久しいな。」
と、久しぶりに会う専属受付嬢。
「クロノ様、ずっとずっと…
謝りたくて…以前助けて頂いたのに…
私…私…」
涙ながら謝罪する専属受付嬢
「いや、気にしてない。お前のあのときの反応は
正しい。それより用があるんだがいいか?」
「ありがとうございます、あ、
あと実は…私とクロノ様婚約したことに
なってまして…すみません…
両親にカタチだけで良いから会ってほしいと
お願いしたとき、つい両親に嘘をつきました!!
本当に申し訳ありませんでした!!」
深々と頭を下げる専属受付嬢
「ん?カタチだけじゃないのか?」
「はい…」
「訂正したら済むのでは?」
「そうなんですが…クロノ様は私と婚約は
ご迷惑でしたか?」
「い、いや、め、迷惑ではないが、
オレにはやることがあってだな…
それにオレは多分道半ばで討たれる可能性
も多いにある…
だから今一度自分の幸せを考えてみろ!
な?
んで、オレの要件だが
お前をナンパしていた軽薄探索者の所在は
わかるか?」
「あ、はぐらかしましたね!
まあ、拒絶されてないだけ良しとします。
ど、どうかされたんですか?
すみません、他の探索者の情報をお伝えは…
規則で…」
「いや、後始末で奴を殺害するためだ!
わかった!なら大丈夫だ。」
ブタオに憑依していたからか
魔力を追跡、出来ず軽薄探索者の
足取りが追えない…
仕方ない気長に待つか。
そこまで急ぎでもないし、限定(無)を
使い、今すぐ消す必要はさすがにないだろう。
一瞬息を呑む専属受付嬢
「く、クロノ様の頼みとあらば…
しょ、少々お待ちください!!」
「いや、いい!お前の立場が
危うくなるのはオレの望むとこではない。
大丈夫だ!無理を言ったな。」
と、立ち去ろうとするが
急いで専属受付嬢が追いかけてき、
紙をオレに渡す。
「バレて失業したら
責任とってくれますか?」
(嫁にもらってという意味。)
「ああ、責任はとる。
たすかった。」(金銭的な意味)
と言い軽薄探索者の元へ
赴いたオレ。
軽薄探索者の自宅へと行く途中
繁華街に軽薄探索者がいた、
「おい!久しいな。」
と、オレは声をかける。
「ん?誰?あ、あんたは?
く、クロノ特級探索者?!
お、オイラに何か用ですかい?」
と、強者にはヘコヘコする軽薄探索者
ああ!そうだった。
ブタオに憑依しているときに殺し合ったから
クロノとしては初対面だった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
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