第105話

オレ氏は

東国の姫 一人だけのために大量虐殺をした…


内乱 戦争を企てる将軍一派全員と

まえに来たときにお世話になった

白袖 水色の羽織を着た自警団全員。


中には内乱 戦争反対派がいたかもしれん。

が仕方ない…

恨んでくれていい…

呪ってくれていい…

復讐されてもいい…

それでもオレ氏の考えは変わらないから。


オレ氏は大事な1 を守るためなら

何百何千何万と 自分が討たれるまで

殺し尽くすだろう…


ぱぱん王は 王子のオレ氏を王にしたがっていた。


だがオレ氏は王には向いていない…

王は大を守り小を切り捨てなければならない。


ぱぱん王が家族を切り捨てることは

絶対ありえないが

やはり大なり小なりどちらかを選ぶ選択を

し続けているだろう。


そしてずっと大を選ぶのが

王になれる器であろう。

だからオレ氏には向いていないのだ。



そして民草や穏健派 中立派 国主が

見守る中 血塗られた愛刀を握り

東国の姫へ近づく…



「いやだ、嫌だ、お願い やめて!!」

東国の姫が目をつむったまま泣いて懇願してきた。


目はオレ氏がしばらく瞑るよう

覇気で命令していた。

東国の姫に

トラウマ 心身に負担をかけたくないからだ。


それに、東国の姫が言った やめて お願い

というのは わたしを殺さないで

という意味ではない。


東国の姫と身体を重ねたからか

相手の思いがなんとなく伝わってくる。

東国の姫も同じかも知れない…。


顔を近づけて

最後の命令をした

「もう大丈夫だから。 

そしていまはゆっくりお休み。」


東国の姫は眠りこちら側に倒れて来た

瞬間に

「友よ…殺れ…!」







オレ氏は血塗られた愛刀に心臓を貫かれた…。


端からみたら

東国の姫が オレ氏を討ち取ったかのように

見えるだろう。


先ほどの 東国の姫が言った やめてとの懇願も

オレ氏が自害するのに

気づき やめて欲しかったんだろう。


彼女もまた、自害してオレ氏を守ろうと

したのだから。

おあいこだ。



そしてオレ氏は

戦争肯定

東国の将軍一派

国お抱え自警団を全員虐殺した

大罪人と成り果て

東国の姫によって討ち取られたとなった。


東国の姫は英雄になり

時期国主の座が、盤石となっただろう。

内乱も完全になくなり 他国への戦争を仕掛ける

のは全て無しとなる。


オレ氏は愛刀に

心臓を貫かれたまま 鼓動が

ないのを確認され 棺に入れられた。



オレ氏の遺体は

自国へ返還するようにと

ぱぱん王が国主に言っていたらしい。


なのでオレ氏が入った棺が

王宮に後日帰って来たのだった。

そのあと事の顛末を聞かされた

ぱぱん王だった。


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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m













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