第82話

総理に娘の聖女とダンジョン同行をお願いされ

了承した。

あと、もらった別荘に住まわせることも

了承したオレ。


次の日、聖女が三つ指をついて

「不束者ですが、よろしくお願いします。」

と、床に頭つけ言った。


「よい、自分の家だと思いゆっくりしろ。」

と、黒騎士のオレ。

まあ、元々あんたのパパ 

総理の持ちものをもらっただけだから…


「ありがとうございます。黒騎士様!

誠心誠意、お仕えします。」聖女


「大丈夫!わたしは大丈夫だから

自由にしなさい。」

厨二病メイドもいるのに

気が休まらなくなるわ。


と、言ったものの…

厨二病メイドからの指示かは、わからないが

背中を流しに来たり

マッサージをしに来た。

無理はしなくていいと言ったが

させて下さいと引かなかった。すまない総理。

おたくの娘を…

聖女は…でかいのだ…

なにがとは言えない…

背中を流すときやマッサージ中 

なかなかの頻度で胸が当たってしまう。

いろいろ我慢のほうが大変だった…



あと厨二病メイドにはすでにバレているが

聖女にも黒騎士の体格は秘密にと言った。 

クロノのときは剣士だからすっかり体が最適化。

劇的に痩せちゃったのだ。

黒騎士は大きい体格の威圧感がある

イメージが大事なのだ。


そして今日はダンジョン同行する日となった。

ダンジョンは聖女が学校から帰宅後となる。


オレはそれまでゴロゴロなう




聖女の通う

日本魔法探索者学園

2学年Aクラス


自慢げに

「今日黒騎士様とダンジョン探索するんだ!

パパ…総理に頼んでもらったんだ!!」と

人だかりの中心にいる聖女


「羨ましいな、あの凄まじく強い殿方とか…

今度手合わせ出来ないか

聞いてはみてくれないかい?」

現ギルドランキング3位 

ポニーテールがトレードマークの生徒会長


「いいよ!今日の配信で聞いてみるね。

やっとだぁ…楽しみだなあ!」聖女


「絶対みるね」モブ達


ちなみに勇者とタンクは休み

パーティーから魔法少女、聖女が抜け

メンバー探しに行ったみたいだ。


魔法少女は聖女の話に聞き耳を立ててた…


クロノが帰って来なくなったのを

自分のせいだと責め続けていた魔法少女。

血塗られた愛刀のことを聞き

友を殺害し託されたと

びっくりして抱きしめていたクロノから

後ずさってしまった…

よく考えたら…託されたって言ってた…

殺人犯に託すはずない!

理由があったんだ!

冷静になればすぐわかった…

そもそも最初からクロノを信じていないわけない! 

殺人と聞いてびっくりしただけ!

けどそれでクロノがわたしから身を引いた原因を

作ったとずっと後悔していた…


(クロノ…ごめんねごめんね会いたいよ、

わたし一人ぼっち…クロノ…お願い… 

わたしの元に帰ってきて…) 

机でずっと寝たフリをしていた魔法少女。


黒騎士には確かに窮地を救われ

絶対な安心感からも好きだった。

生配信で言ったときもウソはない。


だけどクロノとはダンジョンで共にした

かけがえのない時間がある。

身近に一緒にいる存在のほうが気持ちが

どんどん大きくなり…いまではクロノが失踪して

はじめてどれだけ依存していたか思い知らされて

いた魔法少女だった。


− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る