第114話
魔法少女と久しぶりに再開した。
目にはひどいクマがあり
ギルド内で大声で泣きながら謝ってきて
オレに抱きつき離れない。
専属受付嬢が
気を効かせて個室を用意してくれてた。
「ひっく、ひっく」
少し時間がたち、だいぶ
泣きやんできた魔法少女
とりあえず、ずっと
よしよしと、頭を撫であやした。
オレには妹がいるから 慣れたもんよ!
「大丈夫か?寝れてないのか?」
「うん…ありがと…」魔法少女
「なにかあったのか?」
「クロノに嫌われた。嫌わないでお願い!」
「オレ?嫌ってないが…」
「最後に会ったとき、わたし刀の話しを
聞いてびっくりして クロノから後ずさった
から…それからクロノいなくなった!」
血塗られた愛刀のことを聞かれ
友を殺害し託されたと伝えたときか…
「ああ。いや、お前の反応は間違っていない。
普通だ。」
「違うの!!わたしはクロノを信じてる。
ずっとずっと!いなくなってから
毎日寝れなくなって…毎日クロノを探してた…
謝りたくて…」
「そうか…いや、いいんだ。
オレが嫌われとたと思ったからな。」
「ない、それだけは絶対に!」
「そうか。ならまた一緒にダンジョン行くか?」
「いいの?」
「お前がいいなら」
「うん!クロノが駄目って言っても
離れるつもりない!」
「そ、そうか…」
「もういなくならないで…
わたし耐えれないよ…」
「あ、ああ…だがオレにはやることが
他にもある」
「なに?」
「…」
黒騎士ごっこだったり
自国で東国の姫を助けるため戦争を回避したら
死人扱いになりサバイバル生活してる…
とは言えない…
しかもノーネームと名乗り
そこで拾った獣人ワンや、
飼い犬にヘンテコなお面を
つけさせて遊んでいるとは…やっぱり言えない。
「ご、ごめん!
聞かないから…嫌わないで!」
「あ、ああ…聞かないでくれ」
「大丈夫なときだけでいい!
ずっと一緒にいて!お願い!
なんでもするから!」
「…あ、ああ。わかった!わかったから!」
頷かないと絶対に離さないという
強い意志を魔法少女から感じた。
「クロノ、その仮面は?」
「もう、これはオレの体の一部なんだ。」
「呪われてるの?」
呪いか…
まあ確かにそんな感じか…
自国ではもうオレは死人
東国の姫を助けるために死んだ扱いになってる。
二度と王子として素顔を出せない
日本では別に取っても大丈夫なのだが。
まあ、付けてても何の違和感ないもないし…
このままでいっか!
「ああ」
「そうなんだ。解呪師よぶ?」
「いや、いい…
この仮面とも、血塗られた愛刀もそうだが
ずっと共にありつづけるさ。」
「大事な友達から託されたんだったよね?」
「そうだ、オレの…唯一の友だな。」
「うん。素顔もだけど仮面もカッコいい。
もちろん刀も。」
「そうか。」
「クロノ…オレ氏からオレになってる。」
「オレ氏か…本来ならクロノという
名すらもうオレにはないんだがな…」
自国ではもう死人だ
王子のオレ氏は死んだ。
「ど、どういうこと?」
「大事な人を守りたくて
オレは自国で死んだ扱いになった
ただこの日本ではオレを誰も知らないから
たまたまクロノを名乗れるだけだ…
もうオレの名に意味も価値も無い…。」
「そ、そうだったんだ…」
重苦しい雰囲気になっていく。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
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