第304話
女児の母親は未亡人
まだ若い…
意中の男がいないか聞いたら、いるとな!
「ふふ。
そ、その…強くて、頼りになり、
子供が好きで…たくましい鎧姿が…」
ん?
お、オレか?!
いやいやいや…
ま、待て!一旦落ち着こう!
たしかに黒騎士は鎧姿だが…
な、なんか怪しい…
オレにそういう好意的な素振りはされたことない!
しかも、ちょっと母親は笑いながら言ったぞ!
あくまで雇用の関係だったはずだし…
うーん…
と、なると…
またオレをからかうため、
オレと共通してる部分だけを抜粋してきたな…
オレではない鎧姿…
近隣にいたっけか?
まさか?!
「オーラ騎士か??」
ダンジョン深層40階層のボスだ。
「よく、おわかりになられましたね」
と、微笑む母親
あやつは魔物だ。
だが魔物を好きになってはいけない
なんてルールは別にない!
良いではないか!!!
ちなみに女児はお手伝いが終わり
門のほうへ行き、
オーラ騎士に肩車されている。
今は嬉しそうにはしゃいでいる。
聞くとオーラ騎士は小学校の送り迎えもこっそりとずっとしているらしい。
なにかと女児は自由奔放で活発な年頃だし
心配だったのか。
以前通学中、暴走バイクが女児に突っ込んできそう
になったらしいが、オーラ騎士が危機を察知。
俊足で駆け、暴走バイクだけを粉砕したらしい。
その後バイクの単独事故扱いになっていたと。
母親から今聞いたオレ。
素晴らしいではないか!
知性ある魔物と人の共存。
それが好意、更には愛に発展するかもか…
ノーネームの頭領をしてるオレだからか
共感が人一倍できた。
ノーネームという組織は獣人亜人差別を許さない。
いや差別そのものを許してない!
西国の人種と獣人亜人が共存しはじめたのだ。
知性ある魔物も人と同等か…
オレは感銘を受けた。
オーラ騎士には、なにか褒美をやらんとな。
と、ギルド業務が終わった母親は
女児を迎えに
オレとオーラ騎士の元へ迎っていた。
「いつもありがとうございます。」
オーラ騎士を労う母親
「話は聞いたぞ!ご苦労!」
と、偉そうに言うオレ。
オーラ騎士は優しく女児を肩車から
地面に降ろし、オレにすかさず跪く。
「楽にせよ。してお前には
なにか褒美をやらんとな。なにか
望むものはあるか?」
と、オレはオーラ騎士に尋ねた。
するとオーラ騎士は敷地内にある
訓練場のほうを向いたのだった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
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