第162話


日課の鍛錬をし

魔法少女と一緒にお風呂に入り

ご飯を食べた。


「今日学校終わりダンジョン行く?」


「ああ。」


「わかった!クロノのことニュースでやってたけど

人類未到達最高地点到達、更新。 

世界初特級探索者って、もしかして

一人でダンジョン行ってた?」


「ああ。」


「ムー!待ってたのに!わたし足手まとい

だけどクロノのパートナーだからね!」


「ああ。あと、足手まといではないさ。」


「ありがと。

…ん」と唇を

こちらに向ける魔法少女


「はいはい。」

とキスをしてから

一緒に登校した。



オレはFクラスの補欠

胸にデカデカとワッペンが、貼られてる

魔法少女は2学年のAクラス。

魔力0なオレは

魔法探索者学校を

不正、裏口入学した。

魔法少女のおじいさんがここの学園長だからだ。

まあ自国でもパパン王から

不正で貴族学園に入れられ入学式に

退学したが…



2学年Fクラスに入ると

「クロノ君ニュース見たよ!」

「前から友達になりたかったんだ!」

「付き合ってください、前からすきでした!」

「いくら稼いだんだ??」モブ達


今朝、魔法少女が言ってた

人類未到達最高地点到達、更新。 

世界初特級探索者のニュースを見たのだろう


王子をしてたときの媚びへつらう

有象無象みたいだった。


まあ悪意は無いし無視で

いいだろう。

一気にオレの評価が変わるとは…

情報社会とは良くも悪くも

と言ったところか…。




魔法少女がいる2学年Aクラス


いつもはクラスの輪、中心にいるのは

聖女なのだが


「魔法少女ちゃんニュース見たよ!

パーティーいれて!」

「クロノ君紹介して!」

「クロノさんに会いたい!」

「クロノ様と結婚したい!」

「クロノを出せ!」モブ達


と、今日は魔法少女がクラスの輪、中心に

いた。


「ごめん、全部無理!

あと紹介厨ウザい…

結婚って言ったヤツ、

次もう一回言ったら焼くから!」

と魔法少女


ちなみに勇者とタンクは休み。

パーティーから魔法少女、聖女が抜け

メンバー探しみたいだ。


アメリカパーティーのアメリカ男子は

サボりみたいだ


「おはよ!魔法少女ちゃん」聖女

元同じく勇者パーティー。 現ランキング6位


「おはようだ!」

ポニーテールがトレードマーク

生徒会長 ランキング3位


「おはようございマス。」

金髪で胸がデカいアメリカ少女

ランキング1位


「おはよ」魔法少女 ランキング39位


「ニュース見たよ!クロノさん凄いね!

抜かれちゃった。」

元最高到達記録保持者

ただし黒騎士同行時


ちなみに

黒騎士の中身はクロノ


「さすが兄上だ」クロノとの模擬戦で叱られ

今は兄呼びして慕っている。


「クロノサン、今は全世界注目のマト

デスからね。」

出来たらアメリカに取り込みたいと

思ってる。


「みんな外見や功績で寄ってくる…

わたしが阻止しないと…

あと、あなたの兄上ではないから!」



「まあまあ…あ、クロノさんから言われてた

露天風呂準備完了でいつでも入れるよ。

パパの総理に頼んで、学園女子寮の隣に

作ったみたい。急ピッチで建設したって

言ってた。」


「ほう…ぜひ兄上のお背中を流させて

もらわねば!」


「ワタシも行きたいデス!」


「来なくていい!! まぁ露天風呂はクロノが喜ぶ

からお礼は一応言っとく…」


「わたしもがんばってクロノさんの階層に

追いつくね!」


「兄上に負けないよう頑張らねば!」


「ワタシもデス、ランキング抜かれるのも

時間の問題デスね…」


「今日ダンジョン行く!引き離すから。」 


「まぁ、クロノさんが一緒ならそうなるかもね。

わたしの黒騎士様はあくまでも同行だからね…」


「パーティーにはいろいろあるからね。」


「実力が均等でないと、いけないとかは

ないデスからね。」



「なに?わたしはいなくてもいいって言いたいの?」

ムッとなる魔法少女


「そんなこと言ってないけど

実際クロノさん一人で41階層突破って記録

報道されてたから…

一人でもどんどん先に行っちゃえるん

だろうなあって。」聖女


「確かにそうだけど…足手まといなのはわかってる

それでも一緒にいたい…パーティーで

ありたいの」魔法少女



「まぁ、決めるのはクロノさんだしね。

わたしがとやかく言うことはないけど、

露天風呂は伝えてね!今日配信みるね!

がんばって!」聖女


「兄上を応援してるからね!」

生徒会長


「クロノサンを応援してマス!!」

アメリカ少女


「…」

魔法少女は返事を返さなかった…。

確かにクロノは一人でもどんどん先へ

行けるのはわかってた。

わたしのチカラは多分20階層後半くらいの

実力だろうとも理解してる。

釣り合ってないのは誰よりも自覚してる。

けど、どんなことがあってもクロノと

一緒にいたい、失踪騒ぎがあったときの

絶望に比べたらどんな困難も乗り越え

れるとかたく決意したのだったから。

クロノと一緒にいれないのは死ぬよりも

辛いとわかっているから…。



今回は何事もトラブル無く、

学校が終わりダンジョンへ。


「お待たせ。」魔法少女


「ああ。」


奈落42階層からだ



「あ、そういえば露店風呂できたみたいだよ」


「そうか、わかった。」 


「うん。今日の帰り一緒にいく?」


「ああ。」


「嬉しい!ずっとこれからも一緒にいてくれる?」

いつも不安になってしまう魔法少女


「お前が嫌になるまではいてやるさ。」


「クロノ大好き! 配信始めるね」


魔法少女は

勇者パーティーのときダンジョン配信をしていた。

率先としていたわけではなかったが、

学園長のおじいちゃんが楽しみにしている、

というからどちらかというと仕方なくだ。

なのでアーカイブとは残さず

視聴者のためではなくおじいちゃんのために

しているだけ。



「…」

「…」




(はじまってるよ?)

(おーい)

(魔法少女ちゃん久しぶり!あと

仮面クロノおめでとう!)

(お前が歴代到達記録更新者かあ!)

(黒騎士と、どっちが強いんだ?)

(お前が世界初特級探索者だと?!)

(クロノさんお久しぶりです!)聖女

(パッとしないFクラスの補欠め!

なぜ40階層ボス戦、配信しなかったんだ?

ペテンやめろ!)勇者

(久しぶり、兄上見に来たよ!)生徒会長

(クロノサンの大ファン1号デス!

また見に来ました。あとお久しぶりデス。)

アメリカ少女

(また孫を、よろしくお願いしますじゃ)学園長


無言からはじまる配信

挨拶とか決めてないし、

配信に向けてする気もない。



同接は100万くらい

最前線組40階層 

黒騎士、聖女、厨二病メイド

のパーティーを抜き

奈落42階層からスタートだ。










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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m









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