第3話

「ふむ」

腕を組み周りを見渡す主人公こと 

クロノ キシ

黒いフルプレートアーマーの黒騎士


暴漢に襲われてたのかな

すごいよなあ 

涙ながらに立ち向かっていくなんて

偉いし、なぜか観いってしまいそうになる

美しさがある。よし助けるか。

うわ、

なんか色のついた石飛ばしてきたぞ(蒼い炎)


と おれクロノキシは異世界の王子だ

パパンが統治する異世界で基本平和


退屈なのだ

パパンは武力で神すらも従わせたりすると

謳ってるほどの厨二


まあおれもそろそろ卒業しなきゃと

思ってはいるが

こじらせ 

未だに17歳で厨二病患者だ


黒のフルプレートでごっこ遊びなう


んで王のパパンの宝物庫を毎回漁り

今日はなにをしようかなあと

ん? 異世界転移石?

よし 家出しよう ちょっとだけ笑

ランダムで飛ばされるが 

帰還の転移石あるし

魔力ない雑魚なオレでも大丈夫だろうと転移


そしたら ダンジョン内とおぼしき中で

女の子が泣きながら 

変態に立ち向かってる。

「美しい」

と小さい声ながら思ってたことが口に出てた。


魔力0の雑魚だから撃退出来るかはわからないが

女の子を見捨てて転移するほど薄情にはなれない

しかも見た目が神官だし 

武力とは無縁だろ

そっと女の子の方に手をおき

「…」

緊張からしゃべれねえ爆


「何者です??」

と悪魔

「…」


聖女はわけがわからなくなっていた

魔法少女が焼かれたあの蒼い炎に飲まれて

死ぬと思っていたら

大柄な黒騎士なぜか庇ってくれて前に立って

暖かくはないはずのフルプレートの手を

肩に置かれ 

暖かい気持ちになっていた

またぺたんと脱力し 

もしかしたらと

祈る思いで黒騎士を見ていた。


(援軍か?)

(どっかの探索者チームか?)

(見たことない)

(探索者ランク外かあ?)

(がんばって時間だけでも稼いでくれ)

(けど蒼い炎ふせいだぞ)

(あなたの勇気に敬意を)

(孫をたすけ…)

(娘をたす…)

「魔力も感知出来ないですし取るに足らない

雑魚ですかね 装備は良さそうですが…」


「…」


黒騎士が背中から大きな大剣をかまえる

黒オーラのようなものが全身にまとう

まるで意思があるよう


「くっそれなりにやりそうですね」

冷や汗が流れる悪魔


特大の蒼い炎の黒騎士に向けて連発した

「さすがにこれは耐えれないでしょう 

わたしの全力です 

四天王の力味わいなさい」


「あっ」

と頭を手で抑えうずくまる聖女


だが

「ふん」 黒一閃

おとを置き去りに蒼い炎ごと両断

足場も50センチ以上は陥没したか

踏ん張りが効かなかったにも関わらず 



炎を両断しそのまま悪魔に黒い斬撃が到達し

「あひっ」

壁ごと両断しどこまで達してるかわからない

くらいだった。

悪魔は霧になり消滅

その霧が集まり魔石とかした


そして魔石 

ゴブリンとはくらべものにはならない

拳で2.300万の価値があるのより

人間の等身大魔石と化していた。

1億円はありそうな


(すげー)

(一刀両断かよ)

(あれ?やらせ?なにかの宣伝?)

(黒騎士様かっこいい)

(救助は)

(救助隊はなにしてる)

(娘は助かったのか)


聖女はいつまでもうずくまって震えていたが

一向にあの蒼い炎が来ないのだ


顔をあげたら 

黒騎士様と人間くらいのサイズだけが

そこにはあった


「あ、あ、あ」

上手くお礼が言えない


ただただ涙を流していた

黒騎士は大剣をしまい周りを見渡していた


「はっ」

聖女は気づいた 仲間だ

仲間の亡骸をせめてと 

まずは魔法使いの少女のとこに

いまだ恐怖で震える足を引きづりながら近づく

「ごめんね、ごめんね」

と涙をながしながら回復魔法をと

助からないのはわかってる

ただ何もせずにはいられなかったのだ


黒騎士は

「うーん」

なんかへんな石か砂かなげてくる

激弱暴漢は撃退したが…

おや?お仲間さんかな?

あらら重症やんけ

罠かなにかに掛かったのかな?

お、神官さんなんか手光ってるけど

治してるんか?

けどなんにもなってないな

照らしてるだけ?

わからない

エリクサー 宝物庫からパクってきてるし

あげたほうがいいのかな? 

けどなにか漫才だったら責任取れないしって

腕を組悩んだりしてたら

聖女が

「ウエーん」

大声で、泣き出した


− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m




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