第107話
「「「「えっさ!ほいさ!
えっさ!ほいさ!」」」」
元王子の遺体が入った棺を担ぐ人達
そして
棺の中で揺られてるオレ…
うーん…寝てた。
ちなみに血塗られた愛刀は心臓に、
突き刺さったままだ。
なんで生きてるかって?
オレは心臓が、なくても大丈夫!!
反対側 右側に、生きるための核
神核があるからだ!
神核は血塗られた愛刀でも絶対貫けない。
心臓はほっとけば2.3時間で勝手に治ってるはず
まあ、あっても無くてもどちらでも大丈夫なんだ。
オ、オレ人間だよな…?
ま、別にいっか!
まあ確かに生きてはいるんだが
どのみちこの世界では死んだのと同じだ…。
オレはこの星 異世界と呼ばれる
全世界を支配下にしている英雄王の息子。
ボンクラ王子!東国では大量虐殺の
大罪人だから、もう表立って生きてはいけない。
せっかく東国の姫に討たれたことにし
戦争を回避したからな。
顔も、名前も有名…
だから死んだことにし、
他人になることでしかこの世界では
生きれない道を選んだ。
多分だけど家族も俺が生きてるのは
バレてる気がする…。
ただ王宮にはいろんな人がいる
もう公には会えないだろう。
ひょっとしたら今生の別れになるかもしれない…
東国の姫も同じだ…。
それでも自分がしたいこと
成すことを成し、この道に後悔はない!
友の一番隊組長、血塗られた愛刀は
つらそうだった…
反乱分子だった同僚を全て問答無用で殺させた。
違った者もいたかも知れない。
血の涙を流していた血塗られた愛刀
お前もこの世界では立派に有名な刀だ。
日本に行くとき
クロノで探索者としてちゃんと
使うから
今はゆっくりお休み…。
異空間にしまったオレ。
「おいで…」独り言をつぶやくオレ。
漆黒のモヤが、まとわりつく。
今、日本にいてアーマード ドラゴンに貸してた
漆黒のフルプレートこと
鎧さんが転移でオレの元へ来た。
ちなみに棺の中はまあまあ立派で
広い。一応、元王子用だからかな?
そして鎧さんは漆黒の仮面になってくれた
オレの意図をいつも汲んでくれる。
幼少のときからだ。
この仮面には認識阻害がかかり
元王子とは絶対わからないようになっていた。
なので日本では、
ただ仮面をしたクロノということになる。
日本のクロノは探索者なだけだから
認識阻害がかからないよう
鎧さんに意思を伝達した。
一緒に旅に出ようか…
オレは漆黒の仮面を着けた。
新しいオレ氏を…
いや、新しいオレを見つけに…
オレ氏は王子のときのオレの一人称だ。
もう二度とは使えまい…
ちなみに棺はもう空っぽだ
重さでバレそうだから
異空間にある適当にいらない物、
ゴミを敷き詰めといた。
オレは転移で、西国あたりに行った。
やはり東国の反対側に即決断。
そしていきなり西国には
入らない。
金もないし、冒険者とかもあるが、
いま仕事したくない…
いつもだけど笑
日本では探索者してるし。
今はサバイバル生活でもして
天下の大罪人は暫く身を潜めるよ。
ということで、西国の
ちょっと外れにある
帰らずの森へと行った。
まあなんか強力な魔物とかがいるらしく
自殺志願者しか行かないとこ。
帰って来た者はいないとか、なんとか…
自殺願望はないが、今は誰にも会いたくない…。
サバイバルを楽しむんや!!
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
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