第288話

僕はブタオ


以前命より大事だった、

カードコレクションファイルがいじめっ子ヤンキーより返却されようとした。

だが、一番価値があるレジェンドレアカードの

クロノと黒騎士カードはまだないとのこと。


もう今の僕にとってはもう必要ないが、

クロノと黒騎士カードが最初から

なかっただと?

こいつらまたウソつきやがって!!

僕はきちんとファイルに傷がつかないよう

厳重に保管してた!!





ちなみにクロノ、黒騎士カードは

付喪神により、クロノがブタオに憑依する媒体で

消滅しているのだった。



だがカードを無くした言い訳をしてしまい、

ブタオが怒ってるとみたヤンキーは

「あ、いや、多分オレが

無くしたんだ。すまねえ…

言い訳だったな…。

ちゃんと返すからもう少し待ってくれ

頼む!」


「ごめんね!ブタオ君…

確かに言い訳だったね、聞きたくなかったよね…」

嘘告幼馴染


「ブタオ許して〜」

動画撮影ギャル


が、僕はカードコレクションファイルを受け取らず

立ち去った。

今更もういらないし!

もう遅い!もう全てが遅いんだ!


そして翌日、停学処分と日本魔法探索者学園より

通達が来た。

モブ女に暴力を振うところを、

他生徒にも目撃されていたため。

そして本人からの訴えもあり、

はれて停学に僕はなった。



そしてしばらく自宅に引きこもってたら

驚愕のニュースがながれた。

クロノ特級探索者の犯罪…

無抵抗の一般市民を殺害し

特級探索者資格の返上、日本ギルドと日本追放と

世界を震撼させた。

ちなみに殺害されたのは専属受付嬢を

ナンパしてた軽薄探索者だった。



もうなんか、どうでもよくなってきた…

クロノ特級探索者を抜くのが目標だったが、

もういなくなったのか…

そういえばもう一人の僕から

軽薄探索者は必ず殺すよう宿題って言われてたの

を今思い出した…


もう、そのあたりからだろうか…

全てがどうでもよくなり僕も犯罪に

手を染めるべく女を犯すため、

深夜を徘徊した。

もう探索者としての目標はないしな…

学園も停学だし、復帰しても女生徒に

手を上げた僕を周りが許さないだろう。





そして狙った獲物(女性)に暴力を振るおうと

するが、素早さが皆無の僕はすぐに

獲物に逃げられる


クソ!クソ!

どいつもこいつも僕をバカにしやがって!!

許さない許さない許さない!必ず犯してやる!


そして防犯カメラなどによって

僕は全国指名手配犯になる…

もちろん学園も退学になった。


家にも、もう…もちろんいられない。

全てを失った僕はダンジョンに潜む。


どうしてこうなったのだろう…

とりあえず深い階層へ転移した。

警察に見つかるのを少しでも

遅らせるため…


だけど時期ギルドより捜索隊が

来るだろう…


いまは深層35階層だ。

もう一人の僕が楽々きた、

最年少記録地点。


だがこんなとこにいては、ひとたまりもないと

僕は本能で察知し階層をあがる。


すると下層29階層で

ワンバーンに発見される。

前に見たよりも一回りいや、それ以上に

サイズがデカいぞ!

変異種か?!か、勝てる訳がない!


変異種とは突然変異の覚醒モンスター。

強さは2段階以上あがると

言われ、遭遇し生き残れた探索者はいないと

言われるほど、逃げ一択の魔物だと習った。

ここは下層29階層だから

変異種ワイバーンは深層を

超え奈落49階層レベル以上の魔物となる。

奈落なんて、特級探索者クロノと

ギルドランキング1位、アメリカ少女しか到達

していない。

そのアメリカ少女ですら、48階層

吸血鬼弟にソロで辛勝できていたが、

付き添いにクロノがいないと不安で仕方ないと

言うレベルと言ってた。

奈落49階層の吸血鬼兄は今のワタシでは

手も足も出ないレベルだとユーツーブで

公言していたのを見た。

ちなみにアメリカ少女はオールラウンダーで

クロノがいなかったとき、

ソロ最強と言われていた人物だ。


そんな魔物に僕なんか勝てるわけない!!

それに加えて、

対空の技がない僕は

一本的に空から攻撃される。

痛い痛い痛い痛い!

死ぬ死ぬ死ぬ助けて助けて!

助けて助けて助けて…

逃げなきゃ逃げな…



「大丈夫か?ブタオ!」

「ブタオ君!」

「ブタオ、あーしが助けに来た!」

とヤンキー、嘘告幼馴染、

動画撮影ギャル

聞き覚えのある声が聞こえたのだった。

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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m

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