第170話 ダンジョン深層40階層ボス再戦

前回の雪辱を晴らすため

ダンジョン深層40階層

オーラを纏う騎士が剣を地面に突き刺し

両手で持ち佇んでいる。


厨二病メイドはいつの間にか

探索初心者の名札を首からかけていない。

聖女とダンジョンで訓練してたみたいだ。

わりと早く上級に上がってた。




「今日も配信するよー」

と元気な声いっぱい総理の娘、聖女


「…」黒騎士ことオレ


「こんにちは皆様、ご主人様…黒騎士様に

お仕えしてますメイドです。」

厨二病メイドは配信ドローンにカーテシーをした。



(見に来たぞ)

(雪辱戦か!)

(相変わらず、か、かわいい)

(ハーレムパーティーか?許さん)

(黒騎士!そこ変われ!)勇者

(がんばって!応援しにきたよ。)生徒会長

(黒騎士サマ!見に来ました)アメリカ少女

(黒騎士殿今日も娘をよろしく頼む。)

総理



厨二病メイドと聖女は少し震えてる…

武者震いか…。


まずは聖女が厨二病メイドにバフをかける

厨二病メイドいつも通りの長いチェーン、

両端には杭が付いてるのを武器にしている。


まずはそれを投擲し、

チェーンを持ったまま駆ける厨二病メイド。

オーラ騎士は剣で杭を弾く。

すかさず聖女が杖で突きに行く。


オーラ騎士は剣を振りかぶるが、

メイドの目が紅く光り

オーラ騎士の動きが鈍り杖が直撃しふっとぶ。

オーラ騎士に杖は刺さったままだ。

杖にもチェーンがついておりメイドのチェーンと

と連結させてメイドが身体強化のバフで

チカラいっぱい振り回す。


オーラ騎士は地面に叩きつけられたり

壁にぶち当たる。


「はあ…はあ…」とバフが

一旦切れ息切れし手を止めた厨二病メイド 


次に聖女は腰にさしてある、2本目の杖を取り出し

騎士を滅多打ちにする。





うん、なんか怖いよ

っとオレは思った。



がオーラ騎士が起き上がり

オーラをまとう斬撃を繰り出す


聖女はすかさず距離をとり杖を地面に刺し

「障壁!!」と言いバリアを張る。


バリアは破られるがだいぶ威力は

殺せている。そして斬撃を躱す聖女


するとオーラ騎士の足元、地面から杭が出てきて

騎士の顎に直撃した。

メイドが別の

チェーンを地中に忍ばせていたのだった。


そしてその間にメイドは左腕の包帯を取り

召喚獣、火の馬 

ギャロップが現る。




聖女は腰にある5本全ての杖を地面に突き刺す。

そして最初騎士に突き刺した杖と障壁につかった

杖をチェーンを引き回収。

計7本の杖が地面に突き刺さる


オーラ騎士が起き上がり

特大のオーラをまとう斬撃を放つ。



聖女が

「七花障壁!!」と言い

杖から花弁のシールドが七枚重ね掛けされる。


凄まじいオーラの斬撃が来てるが

なんとか耐えれていた。

障壁の花弁がドンドン砕かれる。

障壁がラスト1枚っというところで


「行きます!!」と厨二病メイドが

ギャロップに跨り突進する


厨二病メイドがチェーンを

握り杭を投擲するが剣で弾かれた。

壁に杭が突き刺さり 

メイドは魔眼を壁に刺さった杭に使う。


ギャロップの突進を受け止めるオーラ騎士

ギャロップとチカラは拮抗しているが

やや不利か…ギャロップが押されはじめる…。


メイドはチェーンを引くと

壁から魔眼で石化した岩が杭に

くっついている。それを引き抜き


遠心力を利用し振り回して

オーラ騎士の頭、目掛け投げる。


直撃しグラつくオーラ騎士

「今です!!」厨二病メイドが叫ぶ。

聖女の全魔力バフをギャロップの方にかけた。


赤い火の馬が徐々に

蒼い炎に包まれたギャロップへ変貌し

「ブルーインパクト!!」と厨二病メイドが言う。


ギャロップが嘶き

ゼロ距離から再加速し

オーラ騎士を押し切り壁に激突させた。


ギャロップは魔力切れで強制送還されていた。

聖女も魔力0になり膝をついて起き上がれない

厨二病メイドも余波で

火傷を負いうずくまっていた。

だが意識はあるみたいだ。



オレはまだ手助けはしない。

きちんと勝利宣言してからでないと

水をさすからな。


オーラ騎士はめりこんで出てこない。

プスプスと焼けた音が聞こえる。


少しして厨二病メイドと聖女が立ち上がり

壁にめりこんでるオーラ騎士の元へ行く。


オーラ騎士は動かないまま。


「あなたには以前見逃してもらいました…。」

厨二病メイドがオーラ騎士に言う。

「今回はわたし達が見逃す番だよ。」

聖女


オーラ騎士は壁からゆっくり出て来て

自分の剣をメイドに持ち手がいくよう渡し、

跪いた。


びっくりする厨二病メイドと聖女

忠誠の誓いだろうか…。


厨二病メイドが剣を取り

「聖女様も」と言い

厨二病メイドと聖女は二人で剣を持ち

騎士に向ける。


オーラ騎士は跪いたまま剣の刃に口づけ?

をした。

オーラ騎士は甲冑、ヘルムに覆われており

中身に人がいるかはわからない魔物。


オレの漆黒のフルプレート、

鎧さんみたいに自律型にみえる。

オーラ騎士の甲冑中身は恐らく何もないんだろう。



戦いと忠誠の儀が終わりオレは

二人にエリクサーをかけ

「二人ともよくがんばった。

素晴らしかったぞ」

と後ろから声をかけたら二人から抱きしめられた。

「「ありがとうございます!」」



オレはオーラ騎士に向かい

「新しい主をみつけたな」

と言う。

前にクロノで戦ったとき

昔、主がいたのか?と聞いたら頷いた

オーラ騎士だったからだ。


ずっと新しい主を探していたのだろう。


びっくりしたようにオーラ騎士は黒騎士のオレの元

に素早く来て跪く。


「い、いや…お前の主はこの二人の少女だ。」

とオレは言った。


「わたしたちのご主人様は黒騎士様だから

ですよ」聖女

「ご主人様のご主人様になりますよ」

厨二病メイド


いや、聖女のご主人様にはなった記憶がないが…

まあオーラ騎士からしたら主人の

親みたいなポジションに

見えたのかな?同行で来てるくらいだし。

だから大旦那みたいポジションのに

オレはなるのか。



(す、すげえ)

(雪辱果たせたな!)

(オーラを纏う騎士が仲間になっとる!)

(おめでとうございます)

(聖女にメイド!僕の勇者パーティーに

入れてやる!)勇者

(おめでとう!そのオーラ騎士と模擬戦したい!)

生徒会長

(黒騎士サマ抜きで勝ちましたね!

おめでとうございマス)アメリカ少女

(娘とよ、よくやった!)総理



さて帰るか

聖女とメイドは傷は治したが

精神的に、もう満身創痍だろう。

オーラ騎士もボロボロ。


そこに転移の光が

ぱあって、明るくなる




「ランダム転移成功か?」

まわりを見渡す角のある人族

翼もある


「ん? やっと成功したか…

四天王最弱とナンバー3が調査に行ったきり、

一向に連絡がない。魔王様はお怒りだ! 

このままではこの私四天王ナンバー2にまで

被害が及びかねん」


なんか独り言を呟く悪魔




この悪魔は初期勇者パーティーを壊滅にまで

追いやった四天王最弱より 

位が2つ上みたいだ


だいぶ前に四天王最弱は黒騎士が倒し

ナンバー3はドラゴンの凄い声量で叫ばれ

その衝撃波で消滅していた


「おい、貴様ら!

この四天王ナンバー2のわたしの

力量に怯えるのは仕方なかろう。

この星は偉大なる魔王様と、

この私がいずれ統べる

この星を案内せよ!」


と徐々にこちらへ近づいてくる悪魔。




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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m


























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