第171話

突如悪魔がランダム転移してきた。

ダンジョン深層40階層ボスの間


「おい、貴様ら!

この四天王ナンバー2のわたしの

力量に怯えるのは仕方なかろう

この星は偉大なる魔王様と、

この私がいずれ統べる

この星を案内せよ!」


と徐々に近づいてくる悪魔


この悪魔は初期勇者パーティーを壊滅にまで

追いやった四天王最弱より 

位が2つ上みたいだ。


元勇者パーティーの聖女は

恐ろしさを間近で見たためか怯えてる。


(や、やばくないか?)

(ああ、イレギュラーの悪魔だ!)

(前勇者パーティーの戦いで

僕はトラウマになったよ…)

(今回も黒騎士が倒すんじゃね?)

(あ、あのときの悪魔より強いやつだ!

に、逃げたほうがいいぞ!)勇者

(黒騎士殿がいるから大丈夫だよ!!)生徒会長

(黒騎士サマが戦うのかしら?)アメリカ少女

(黒騎士殿、万が一のときはお願いする)総理


オーラ騎士が立ち上がる。

二人の少女に忠誠を誓った今

守るために戦うのだろう。


ちなみにオレは終始空気だ…

聖女と厨二病メイドは満身創痍からか

オレの足元に座っている。


まぁ、オーラ騎士の忠誠とやらを

みせてもらうとするか…



「ほう…雑魚騎士風情が!!

四天王ナンバー2に挑もうとは滑稽ですね!

では行きますよ!!」


悪魔の両爪が伸びる。

そしてオーラ騎士に襲いかかる。

オーラブレードでガードするオーラ騎士。

余波で激しい風がこちらにまでくる。


激しい剣閃が繰り広げられる


「くっなかなかやりますね…

これなら!」

と悪魔が翼を広げ

針を聖女、厨二病メイド二人に飛ばしてきた。


オーラ騎士は急いで戻りオーラブレードを

回転させ厨二病メイド、聖女の前に

立ち全て弾いた。




「あ、ありがとう…」聖女

「ありがとうございます…」厨二病メイド

「…」ついでに守ってもらう空気な黒騎士のオレ


オーラ騎士は特大のオーラブレードを放つ


悪魔は

「ぐっ!!う、おおおぉぉ!!!」

体に蒼い炎を纏い耐える



「魔界の炎を召喚しましたよ!!」

と悪魔が言う。



騎士はすかさず斬撃を繰り出すが

蒼い炎を纏う鋭利な爪で受け止められる

片手でだ…。


「ハァハァ…なかなかやりますが

これまでです!!」

と、もう片方の蒼い炎を纏う鋭利な爪で

オーラ騎士を薙ぐ。

オーラ騎士はグラつき膝をついた。


オーラ騎士は先の

聖女と厨二病メイドの戦いからの連戦も

あり敗北濃厚となっていた。



「黒騎士様!どうか」聖女

「ご主人様!申し訳ございません…

お願いがございまして!」厨二病メイド


目をうるうるさせ二人してオレを見つめて来た。


やっとオレの出番か…


二人の頭を撫でるオレ

「みなまで言うな。

わたしが行こう。」




カシャン…カシャン…カシャン…カシャン

と足音がする。


四天王ナンバー2が、膝をついてる

オーラ騎士にトドメをささんとするところに


「あー、助太刀に来た…

卑怯に思うやもしれんが…

そっちも援軍を呼ぶなら呼んで構わない。」

とオレは悪魔に言う。


「なんだ貴様!!

まあいい…援軍??

魔界にはオレより強い御方は魔王様

と四天王トップしかいないのだぞ!!

呼ぶ訳ないだろうが!バカか?」


「そうか…なら死合おうか。」

オレは背中に担いでたバスタソードを構え

漆黒のモヤを纏わせた。

相変わらず鎧さんがオレの意図を汲んでくれ、

バスターソードが漆黒へと変わる。



「ふん!!魔界の炎で焼き尽くしてやる!!」


鋭利な爪に再度、蒼い炎を纏う悪魔。


爪による斬撃がきたので

とりあえずオレはバスターソードでガード。



「な、この炎でも融解出来ないとは…

その武器…神器か?!」



いや、確か昔…屋台で売ってた

ただのデカい剣…子供のときから

持ってたから、いま思ったらおもちゃかも知れん…

なんかそういえばずっと愛用してたな…

軽いし。

「…」



「くっ卑怯な…!」



わかったわかったは確かに助太刀は

卑怯だよな!

はいはい、武器使わないから。

とバスターソードを上に投げ天井に

突き刺したオレ。


「な、なにを狙ってるんだ…?」

と動揺する悪魔



いや、卑怯って言うから

確かにそっちは2戦目だからその通りだと思い

せめてもと思い武器を手放しただけだが…。



なかなか慎重な悪魔、

攻撃してこない…。


「そちらが来ないならわたしから行くが?」

とオレはいう。


「い、いや待て!!こちらから行く!

なにもするな!」


はいはい。好きに攻撃したら?

だからもう卑怯とは言うなよ



「うおおぉぉぉぉ!!」

と鋭利な爪に再度、蒼い炎を纏う

そして両手でクロスした斬撃を放ってきた。


オレはノーガード


バキンっと甲高い音がなる


「ぐあああああぁぁぁぁ」

悪魔の絶叫が響く。

爪が折れたらしい

爪くらいで喚くなよ…。

もういいかな…


オレは悪魔の頭を掴む

「ハァ…ハァ…ぐっ!!」


「何か言い残すことはあるか?」



「あなたは強い…

だが魔界の増援部隊がいずれ

この星へ来るでしょう…征服をしに…

あなた一人では対象出来まい…

クックックック…それに、」


「ではな。」

とオレは悪魔が話してる途中、頭を掴んだまま

悪魔を天井めがけ投げた。

バスターソードが天井に突き刺さってるから

そこに直撃した。

そのまま悪魔は真っ二つになり

魔石となった。


役目を果たしたバスターソードは

勝手にオレの背中へ戻って来た。

どうなってんの?このおもちゃ?

意志あるの?

まあいいや。




(オーラ騎士も強かったが悪魔が

一枚上手だったか…?)

(いや連戦だからだろ!)

(やっぱ黒騎士強え…)

(でも魔界が地球を狙ってるんだろ?)

(いや、日本か?)

(く!また僕を差し置いて活躍

しやがって!黒騎士め!許さない!)勇者

(我らには黒騎士殿がいるから大丈夫だよ!

あと兄上もいる!総力戦でも負けないはずだよ!)

生徒会長

(黒騎士サマさすがお強いです。

アメリカも協力します、悪魔の進行を

許してはなりません!)アメリカ少女

(黒騎士殿いつもありがとう、やはり貴殿の

同行が一番安心だ。あと魔界の者達の進軍か…

ギルドマスター代理と、いや各国と対策を

とらねば)総理



「さ、皆、帰ろか!」

とオレは言う。


オーラ騎士はヨロヨロと立ち上がり

肩を貸す聖女と厨二病メイド


「はい!黒騎士様、ありがとうございます!」

聖女

「はい!ご主人様!ありがとうございました!」

厨二病メイド


と最高地点到達更新とはならないが

深層40階層ボスを下し

忠誠を誓われ、黒騎士邸の高級旅館風別荘へと

連れて帰ることになったのだった。


ちなみに人類最高到達地点は

敗退してはいるが奈落43階層だ。

クロノと魔法少女のパーティー






− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る