第94話

昨日は侵入者騒ぎがあったが

オレの出番なく終了してた。


ただ、庭にイタズラされて終わりだったみたい。


まあ、あの人型石像も

粗大ごみ出すの面倒だから…放置でいいか!

とりあえず赤い布を三角にして

首に巻いていた。

なんかお地蔵さんみたいになり

もうオブジェとして置いてやるか…

と思っていたら


なんか石像がニコっとしたような…

怖っ!!


やっぱり壊そうと拳を握り

振りかぶると…

泣きそうな顔に…


はいはい、わかったわかった!

置いといてやるから…


…置いとくことにした。


「ただ、ずっと居るだけも暇だろうから

侵入者が来たとき迎撃するなら

うごくせきぞう、として

置いておいてやるよ。」

と冗談を言ったら…。

クビがゆっくり縦に動いた。

いや、動くんかい!!

怖っ!

誰だよ!こんな特級呪物捨ててった奴は!




自室に戻ろうとしたら訓練場には

聖女と厨二病メイドがいた。


オレを見つけ訓練を止め

「おはようございますご主人様。」厨二病メイド

「おはようございます黒騎士様」聖女

頭を下げてきた。


聖女は杖で

殴打 払い 突き 

の近接戦鍛錬みたいだ。

それに付き合ってる意外と優秀なメイド


「うむ、励め…」とりあえず偉そうに言っといた

オレ。



自室に戻り露天風呂に入ってたら。


「「失礼致します。」」

聖女とメイドが露天風呂に入ってきた。


前までは背中を流しにだけだったが

最近は一緒に湯に浸かってる

慣れって怖いな…


かけ湯をし身体を洗ってから

浸かりにきた二人。


鍛錬後の露天風呂はまた格別だろうな。

オレはうごくせきぞうに

一人悲しくツッコミいれてただけの

今朝だったわ…。

しかも動き出したし…


「黒騎士様!わたし近接でも戦えるようになりたく

鍛錬しております。今日学校帰り

ダンジョン同行お願い出来ますでしょうか?」聖女


「い、いや…で、出来ない…」行きたくない!

ゴロゴロしたい…オレ


「あ、あの黒騎士様…」

聖女が腕に抱きついてきた。


「う、…?!」

ダイレクトにデカい胸の感触が…

お互い裸だからか…

ヤメてくれ

ソレはオレには効く

だからヤメてくれ…

え、Fカップはあるか!?


「わたしもダンジョン行ってみたいです。

ご主人様!」

反対側の腕には厨二病メイドも抱きついてきた…。

胸はDくらいか…なかなか良い。

イヤイヤイヤ…

だめだ!こ、この窮地を脱出せねば…


「わかった、いこうじゃないか!!」

色仕掛に負けたオレ…。


「「ありがとうございます!!」」


「留守はドラゴンと

門番のテストにうごくせきぞう、だな。」


「うごくせきぞうですか?」厨二病メイド


「ああ、庭にあったからな。

壊すのは、ちと可哀想になったから

門番にしてみようかと。」







昨日わたしの魔眼で石化させた侵入者だ。


それを門番にしたとご主人様は…

契約魔法かなにかで縛り

新たに命を吹き込まれたのでしょうか?!

だけど、ご主人様は魔法は使えないと

仰られておりました… 一体どのように…

まさに神の所業だと思った厨二病メイドだった。


「すごいです。さすが黒騎士様!」

聖女もメイドと似たような考えに

行きついたのだろう…。


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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m




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