第7話

「やっほーみんなこんにちは 

前回はお騒がせ

ご心配おかけしました」


勇者パーティーみんなであたまを下げる


(よかったよ)

(黒騎士がち?)

(特撮とかではなく?)

(黒騎士探し はじまってる(笑))

(聖女様をまたみれるよろこび)


「今日は探索お休みで

質問や現状報告をしていきます

とりあえずみんな無事で、

特撮ではないです

本当に死にかけたところを黒騎士様に

助けてもらいました」


(黒騎士様w)

(黒騎士最強)

(黒騎士はおれだよ)

(どこの国も探してるみたい)

(指名手配扱いわろす)


「わたしもお礼いいたい ありがと黒騎士様」

と魔法少女

全身に、重度の火傷を負いそれがいまやピンピン


「黒騎士さんありがとな」

とタンク 臓器の損傷、ましてや古傷も

すっかり完治


「…」

勇者はお礼がいいにくい

確かにかっこいいシーン 

自分を犠牲にすきな聖女を逃がす 

告白までしたのだ

ただそのあとの失態が

悪魔の殺意に失禁…

やはり視聴者というのはそういう荒を切り抜き

面白がりそして収益を得る

かっこいいシーンに誰もが見向きもしない

いや、わすれていくのだ

かっこいいシーンは全て黒騎士に持っていかれた

幼馴染の聖女の好意 まあ感謝だろうが

他の男に向くのは面白くない


「えーと

答えられる質問は拾ってくね

なになに

あ、エリクサーは本当ですか?

多分、というか証明が出来ません。

ただ私たちは後遺症なく回復したのは事実で、

検査入院しましたが、みんな健康体です

つぎは悪魔はどれくらいの強さだったか

配信もう出回ってるからわかるとおもうけど

手も足も出ませんでした。

けどつぎはなにか有事があったとき

対応できるように日々鍛えなおしたいです

あ、あと魔石は日本政府が保管してます

本人と、証明できるものがあれば

魔石の受け渡し、もしくは現金一億だそうです」


(エリクサー前列ないからな)

(けど魔法使いちゃん皮膚 頭皮 毛髪 

タンクの臓器まで完全回復だから信憑性は高い)

(今の医学や回復魔法では

あそこまでは無理だよな)

(黒騎士の強さやばいよな)

(目の当たりに出来たのは聖女様だけだからなあ)

(証明ってw)

(強さとか?)

(身分証じゃね)

(一億ほしい そうわたしが黒騎士でふ)

(そなたは美しい)

(かっこよかった?)


「まあ男性だとは思うけど、かなり大柄だったし

顔はわからないです。声は安心感ありましたね

あの悪魔を一撃でしたし 

助けてもらったのと

エリクサー?かはわからないですが治療の

対価をお支払いしたいですし 

配信見てたら連絡ください。え、美しい?」

思いだしたのかにっこり頬をちょっと染め

照れる聖女


「もう黒騎士はいいだろ 名乗り出ないし

まあ出てもてんで弱い詐欺師とかだし

名乗り出れないほど後ろ暗い理由があんだろ

それよりつぎからは前代未聞 下層の下

深層 地下31階に俺達はいくぜ」

とふてくされながら勇者熱弁


「そんないいかたって…」

うつむく聖女

「そういういいかたはだめ」

魔法少女


「う、悪かったよ」

「まあなにはともあれ再出発だな俺達」

とニカッとタンク


(まあ勇者がんばって)

(聖女といい感じになるからだよ)

(ざまあ)

(失禁勇者)


「なにをーお前ら誰のおかげで」

激昂する勇者


「みんなやめて!今日はおわりにするね

またねー」 配信を強制的にやめた聖女


「くそ なにが黒騎士だよ

くそ」 

拳を、にぎり鼻息が粗くなる勇者


「今日はゆっくり休も ね、まだみんな精神的に

疲れてるんだよ」

無言のまま去りゆくパーティー

このままで大丈夫なのか不安な聖女だった





「ういー異世界到着」 前回の騒動場所のダンジョン 東京 地下30階 

下層のボス部屋に黒騎士がおりたった


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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m

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