第7話

「やっほーみんな!こんにちは!

前回はお騒がせ

ご心配おかけしました!」

と聖女の挨拶から始まる配信。


勇者パーティーみんなであたまを下げた。


(無事でよかったよ!)

(黒騎士の存在ってがち?)

(特撮とかではなく?)

(黒騎士探し はじまってる(笑))

(聖女様をまた見れるよろこび)


「今日はダンジョン探索お休みで

質問や現状報告をしていきます!

とりあえずみんな無事でーす!

あと特撮ではないです!!!

本当に死にかけたところを黒騎士様に

助けてもらいました。」


(黒騎士様w)

(黒騎士最強)

(黒騎士はおれだよ)

(どこの国も探してるみたい)

(指名手配扱い…わろす)


「わたしもお礼言いたい! ありがと黒騎士」

と魔法少女

全身に、重度の火傷を負いそれがいまやピンピン

してる。

黒騎士にエリクサーをかけてもらったからだ。


「黒騎士さんありがとな」

とタンク 臓器の損傷、ましてや古傷も

すっかり完治


「…」

勇者はお礼が言い難い…

確かにかっこいいシーン 

自分を犠牲にすきな聖女を逃がそうとした。

告白までしたが…

ただ、そのあとの失態…

悪魔の殺意に失禁した。

やはり視聴者というのはそういう荒を切り抜き

面白がりそして収益を得る

かっこいいシーンに誰もが見向きもしない

いや、わすれていくのだ。


かっこいいシーンは全て黒騎士に持っていかれた。

幼馴染の聖女の好意 まあ感謝からだろうが

他の男に向くのは面白くない

と思う勇者


「えーと…

答えられる質問は拾ってくね!

なになに?

あ、エリクサーは本当ですか?

多分、というか証明が出来ません。

ただ私たちは後遺症なく回復したのは事実で、

検査入院しましたが、みんな健康体でした。

つぎは悪魔はどれくらいの強さだったか?

配信もう出回ってるからわかるとおもうけど

わたし達のパーティーは手も足も出ませんでした。

けど次は、なにか有事があったとき

対応できるように日々鍛えなおしたいです

あ、黒騎士様が討伐した悪魔の

魔石は日本政府が保管してます

本人と、証明できるものがあれば

魔石の受け渡し、もしくは現金一億だそうです」


(エリクサーはら前列がないからな…)

(けど魔法少女ちゃんの皮膚 頭皮 毛髪 

タンクの臓器まで完全回復だから信憑性は高い)

(今の医学や回復魔法では

あそこまでは無理だよな)

(黒騎士の強さやばいよな)

(目の当たりに出来たのは聖女様だけだからなあ)

(証明ってw)

(強さとか?)

(身分証じゃね?)

(一億ほしい そうわたしが黒騎士でふ!)

(黒騎士どんな人だった?

聖女様美しいって言われてなかった?)



「まあ声色的にも男性だとは思うかな!

かなり大柄だったし。

顔はわからないです。

けど声は安心感ありましたね。

あの悪魔を一撃で討伐してましたし

すごい強かったです! 

エリクサー?かはわからないですが治療の

対価をお支払いしたいですし 

配信見てたら黒騎士様は連絡ください。

え、わたしが美しい?い、言われてたんだ…

知りませんでした…」

黒騎士から美しいと言われたのが嬉しく、

頬を紅く染め照れる聖女


「もう黒騎士はいいだろ! 名乗り出ないし。

まあ出ても、てんで弱い詐欺師とかだろうし!

名乗り出れないほど後ろ暗い理由があんだろ!

それより次からは前代未聞 下層の下

深層 地下31階に僕達はいくよ!」

とふてくされながら勇者が熱弁した。


「そんないいかたって…」

うつむく聖女

「そういういいかたはだめ!」

魔法少女


「ちっ!」舌打ちする勇者

「まあなにはともあれ再出発だな俺達」

とニカッと笑うタンク


(まあ勇者がんばって)

(聖女様といい感じになるからだよ!

罰があたったのさ!)

(ざまあ)

(失禁勇者)


「なにをーお前ら!!」

激昂する勇者


「みんなやめて!今日はもうおわりにするね…

またねー」 配信を強制的にやめた聖女


「くそ!! なにが黒騎士だよ!!

くそっくそっ!!!」 

拳を、にぎり鼻息が粗くなる勇者


「今日はゆっくり休も! ね、まだみんな精神的に

疲れてるんだよ」

無言のまま去りゆくパーティーメンバー

このままで大丈夫なのか不安な聖女だった






「日本また来た!」 

前回の騒動場所のダンジョン 

東京 30階層。

下層のボス部屋に黒騎士が異世界より

転移して来たのだった。


− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る