第6話

ある程度騒動が落ち着いた日本


あの探索者ランキング1位勇者パーティーの

配信で世界が黒騎士を知った


正体を探すものや

なんとか自国に取り組みたいというもの

脅威だから排除すべきと

いろいろな憶測や意見が出ていた。

好意的もあればもちろん悪意も



「ふう、今回娘は助かったが 

アメリカにはでかい貸しが増えたか」

と総理

総理の娘が聖女だ、

アメリカの探索者チームランキング2に

救助要請をしたのだ

見返り いや助けだせたらお礼になんでもすると

アメリカ大統領に言ったのだ

それほど娘の命は大きい


助かった安堵と引き換えにこれからくる

無茶な要求に 

すっかり意気消沈していた。


娘含む 勇者パーティーには

一週間検査入院したが

初日から異常無し健康体だった


タンクの子が古傷が治ってるというからには

やはりエリクサーは神話の類の

魔道具だったのだろう

世界にはそんなのは存在しない

しないはずだか動画を通し何人も見た


もはや隠せないだろう

黒騎士

あやつを味方につけた国が世界を制す

いやそれ以上のなにかがあるだろう

あのエリクサーを他人に

しかも四本無料で差し出すほどだ。

ほかにも武力 知識 技術


「娘さんの退院お迎えのお時間です」

と美人秘書


「ああ、わかった」

高級車に乗り込み病院へ


「パパ」


娘が抱きついてきた 

「ママが家でご飯をつくって待ってる

さあ帰ろう」


車内で

「パパ 黒騎士様にお礼いいたい」



「そうだな  ただ 

かの御仁からは音沙汰がない… 

お前にはあったか?」


「ない」


重苦しくなる車内


「まあ、いずれまた会えるだろう

素晴らしい御仁だったし、

きっといい子にしてたから神様が、

助けをくださったのだろう」


頭をぽんぽんと

「うん、本当にすごかった

私恥ずかしいことばかり動画に配信しちゃった」


「そんなことはない

最後まで諦めなかったお前にみな心うたれてたよ

ただ、やはり親としては逃げてほしかったのが

本音だな」


「ごめんなさい 

けど仲間のみんな見捨てれなかった」


「そうか、そうだな」


「わたしもっと強くなりたい、

もちろん回復技術も、

それで今度は私たちみたいになってた

人を救いたい」


ダンジョンは自己責任だ

仲間を見捨てたり

裏切り 多々いろいろあるだろう

ただそれも自己責任だ


娘は本当にいい子に育ってくれた


「ああ、だが無理はするなよ 

つぎも黒騎士殿が来てくれるかわからないからな」


「はーい、けどまた来てくれたら嬉しいなあ」

夕日が差してきてなのか

あの動画を何回も見直して

黒騎士を想い浮かべたのか頬が

ちょっと赤く染まっていた。





「へくしょんッ

よしまた授業さぼって前の異世界いくぞー」

また黒騎士が日本にくる日近し


− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m

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