第5話
地球 日本でのダンジョンを経験し
自国 異世界に帰還した黒騎士ことオレは
「ふい〜っ疲れた…」
と、息を吐く。
まあコミュ症なりにはいい経験できたわ!
と満足満足!
自宅の王宮宝物庫に漆黒のフルプレートをポイッ
そう、勝手に拝借してました。
とりあえず返却返却と…
「坊ちゃま!」
美しい声色だが 棘がある声で呼ばれるオレ
「あ、メイド長か」
「あ、メイド長か?
ではないです!
どこをほっつき歩いてたんですか!」
怒ってるメイド長く
「家出?」
父親のパパん王は俺を王にしようとしてくる。
絶対やだ。だからオレは家出してやったのだ!
「家出って小一時間くらいですが?」
「それでも家出なの!」
真剣な顔でオレことクロノキシは言う。
「ぷぷ(笑)
坊ちゃま! 王がお呼びてございます
わたしといきましょう。」
笑いながらメイド長に言われた。
「やだ!」
「やだ!じゃありません!」
「やだ~」
ダッシュでメイド長を撒いたオレ。
異世界 中央
世界を武力だけで制した覇者 パパン王の執務室
「そうかにげられたか…」
主人公の父親パパン王
神をも超える 力 魔力 家族思いの王。
「申し訳ありません 毎度毎度
坊っちゃまったらすぐに逃げて。
撒かれてしまいます…」
メイド長
「仕方ない… バカ息子は最初から我など
とうにチカラでは超えておる…はやく王にしたいの
だがな…、まだまだ心は少年のままだ
王になる教育はしたいが…
いつも勝手に宝物庫の神器をおもちゃ変わり
に遊ぶ子供なのだ…」
「今日も宝物庫にやっぱりいました」
「厳重な警備でもだめだ…
一騎当千の騎士を警備に当たらせても出し抜く。
ありゃ、無理だ!
そもそも宝物庫は神より借りた神器やら、
触れただけで即死のフルプレートやら
封印してる魔道具ばかり
一般の者なら触れすらできんはずなのだがな」
「さすがは王の御子息でございますね」
「それほめてるんか?」
あまり威厳のないやり取り
パパン王は偉大な王だが身内には甘い。
そんな偉大な王を父親に持つオレ
だが魔力0 ダメダメ王子なのだ。
もちろん周りからはバカにもされている。
オレは弱々悪ガキ王子で偉ぶっていたいのさ!
だから時期王には いや女王に
妹をしてくれメンス!
妹はオレとは違い魔法も
何もかも他者認める天才だから!
ただこの王子は行く先々で
知らず知らず悪者を成敗したりと
こちらの異世界では黒騎士は王子。
と極小数には知られていたのだった。
今まで喧嘩や戦闘も無敗のオレ
基本的に全て楽勝
パパン王はオレとの模擬戦で魔法やアイテムやら、いろいろせこい手をよくつかう
まあ戦略とかいうけど
それでも生身のオレが楽勝で勝つ。
多少面倒なときもあるが…
まあヨイショされてるとさすがに
この歳になれば気づく。
だって毎回毎回 王になる勉強
家庭教師をわんさかどこからか呼んでくるから
オレに勝たせてやる気を出させたいのだろう…
(ちなみにパパン王は全力を出しても
息子の王子には手も足も出ない。
主人公は魔力が0なため
自分を最弱だと思い込んでいる。)
パパン王はこの世界 いや神界や冥界
宇宙上でも最強無敗の男で英雄とされている。
まあ本当かは知らないけど
スケール的には多分パパン王は厨二病だな…
だとしても魔力0のオレが勝てるわけがない。
パパン王はワザとオレに負けてるから
周りもヨイショしといたほういがいいって
空気になるわそりゃ!
パパン王一家は家族を溺愛で有名だから
オレになにか不都合あれば
相手は破滅をまぬがれない。
まあそういう奴らは何人もみてきたし。
そんなふうに育てば多少ひねくれるわ
と自分を正当化しといた。
なので今後は王になる授業
お勉強をさぼり
いろいろな世界にいって
俺を知らない人々がいる日本でたのしむんだ!
これがこれから始まる全世界、
いや全宇宙を震撼させる
物語の序章にすぎない。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
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