第54話

白袖に水色の羽織

一番隊組長なる劇団員がオレに襲いかかる


確かに速い斬撃だがそこまでではない。

せっかく刀を借りてるし刀で受けるか…


いやっ!!これは多分、刀ごと切られる気がする…

借りものを破損はさすがにまずい!


紙一重に余裕でかわすオレ


だが…!!

かわすことを想定済な二撃目が 

すかさず来た。


す、すごいな…技術というか

剣技が洗練されているのが

剣の素人のオレでもわかる!


まあ余裕でかわせるが。 

さすが借りた刀で受ける

借りた意味がなくなるからな。


そして鍔迫り合いになる。


強いかは未だにわからない。

だが凄まじい技量だ。。

チカラだけのゴリ押しはさすがに品がない


いわゆるチートで勝つ

というやつだ、周りが納得しないだろう

知らんけど。


出来たら剣技で勝ちたい

オレ






つ、強い…

もちろん竜と一人で国盗りにくる訳だ…

弱いわけがない…

だが速さはやや僕が負けか…!? チカラは互角

刀の技術は勝ってる…

今のが相手の全力なら

次で仕留めれるか…?

と、考える一番隊組長


鍔迫り合いから距離を取る二人



無言…

周りにいる隊士は絶句だった

一番隊組長と互角…

この人は全隊の中でも1.2を争う強さだ

それなのに互角とは…




オレには技はない。

漆黒のモヤ ダークニードル

チンピラパーティーで使ったのはあるが

遠距離不意打ち

それはあまりにも卑怯だろう。


なら武道大会決勝で見た 東国の姫 

その技をパクるか…


オレは抜刀の構えをとる

刀を鞘に納刀

腰を落とし 片手に鞘 片手は柄あたりに

手を添えるくらいの位置 

チカラと速度は相手に合わせる。

刀の技量で勝ちたい!!



な!??

抜刀術で僕に勝つつもりか…?!

いいだろう!

また平青目の構えをする僕こと一番隊組長。

一撃目を避けらることを想定し二撃目がある

ことに特化した突きの構えだ。

君の一撃を凌いだら今度こそ僕の勝ちだ!!


静寂の中

お互いジリジリ間合いを詰める。

周りのモブ隊士も言葉を発さず息を飲み見つめる。


葉っぱがひらりと1枚地面に落ちた

お互いに掛け声は無い

二人同時に駆けた




そして…

一番隊組長こと僕は

すごい速さで抜刀し切り込んできた

抜刀術をなんとか受け止めきれた。

(躱せないと判断して)

抜刀術は一撃必殺

だから二撃目の準備がある僕は

止めた相手の刀いなし  

二撃目の突きを放とうとしたが…

相手はいなされた刀を そのまま片足を軸に

自然な流れで体を回転させていた…

そして

遠心力を用いて体を一回転し二撃目を放ってきた。

そう僕の二撃目は見抜かれていたみたいだ…

あちらの斬撃が先には到達するのが理解できた…

僕は負けた…

首を跳ねられる覚悟をし、

二撃目の突きを諦め僕は手をさげた。


だが一向に跳ねられてない

首で寸止めだった…

く、屈辱だ…!!!

切腹しようか迷った僕…


だが…

「ここで死ぬのは惜しい。

お前、なんか生き急いでいないか? 

剣の技量はまだお前が上だろう…

オレ氏が越すまで生きろ! 

勝者からの命令だ!いいな!!!」

ビリビリビリビリビリ!!!

と凄まじい圧が僕を奮い立たせたのだった。


− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る