第285話

時は少し遡る


オレは、ブタオと東国の姫が模擬戦してるの見て

がっかりした。

ブタオはトレーニングもせず、

ダンジョンで命のやり取りもしてないのだろう。 

するように言ってたのだがな…

動きでわかった。

死んでも相手を殺す!!

という気迫、いや気概すら全くない…


まあいい、

あいつの人生だ。好きにしたらいいさ。


そしたら東国の姫が日本では

クロノのオレと、

模擬戦したいと言ってきた。

戦うのは元王子のとき以来か…

しかもオレが負けたら秘密を教えろと…

良し!別にいいぞ!

好都合だ!ノーネームがクロノの姓を

日本で名乗ってるのを有耶無耶に出来る!

なぜならオレは負けないから!

どんな卑怯な手を使ってでも必ず勝ってやる!


と、武闘大会以来の懐かしさを感じながら東国の姫と模擬戦をした。

ついつい、前と同じように指一本で

斬撃を止めたオレ。

戦い方の本質は別人にはなれないと

いうことだろうか…無意識に身体が動いて

しまった。


そして東国の姫が奥の手、

青い雷を纏うのをまた使ってきた。

前の武闘大会で瀕死になった

発作が起きる自爆技だよな?

と、とめたほうがいいんか?

と、思ったが前にくらべ格段に出血量が減ってた。

肉体を鍛えたんだろうな。

もちろん精神もだ。

関心関心。

と、なぜか師匠目線のオレ。

あ、ノーネームのときは師匠だから別にいいか!


と、青い雷の鳥を模した光速の突きが来たが

まだまだ師匠顔したいからな。

負けてやらん!

と、奥義をあっさり躱し後ろに

回り込みチェックメイト!!

さすがに残像を使えばを一連の動きが

武闘大会の王子戦と酷似するから、

身体能力だけで、素早く後ろに周りこんだ。

残念だが、オレの固有能力 

完全なる(無)の、

限定(無)で時間を停めることも

出来るが必要なかった。

ちなみに原理は時間が進むことを無くす。

ということになる。


敗北宣言をした東国の姫。

まだまだ師匠を超えるのは早いよ!!

と、思ってたら急に泣き始めた東国の姫。


どこからどう見ても、オレが泣かせた…


ど、


どうしよ!?



と、とりあえず師匠なんだから


「強くなったな」

と、頭を撫でながら言った。



すると東国の姫は更に大号泣し

アメリカ少女と魔法少女が駆け付けた。

泣かせたからオレを咎めに来たんか?

ひえー!!お、オレは悪くないんや〜!!

どうするのが正解なんや〜!

わからん!!


と、思っていたが

なぜか東国の姫と

魔法少女に覆面レスラーのときの

格好を侮辱した謝罪をされた。



ああ…

そんなことあったな…

忘れてたわ!


そもそも気にしてないし

オレの裸みたいな格好、衣装に非がある。

リングの上ならまだしも

公のギルド内でだったからな!


だから

「気にするな、なら

プロレスを好きになってくれたらいいさ。

ウォぉぉぉ!

オレが覆面レスラーだ!!

ウォぉぉぉ!」

と、別にクロノが覆面レスラーと

隠してはいないから

オレは熊の毛皮マスクを装着しそう叫び、

魔法少女を肩車

片腕ずつに東国の姫

アメリカ少女を抱えた。


魔法少女は肩車嬉しい。と言い、


アメリカ少女は全校生徒に手を振ってる。

さすがアメリカ大統領の娘。

パフォーマンスに抜かりなし。


東国の姫は

の、ノーネーム、恥ずかしいよ…

と、俯きながらオレにしがみつく。



最後に全校生徒から惜しみない拍手を

もらって模擬戦は終了となったのだった。


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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m

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