第279話

僕はブタオ


いまから東国の姫と全校生徒が

見守る中の模擬戦だ。


クロノ特級探索者が顔を出した途端に

東国の姫は

ノーネーム?あれ?血塗られた愛刀がない!

あ!ノーネームにいつの間にか取られてる!

え?なんで?鞘だけになった!

と、わけがわからないことを連呼し

狼狽えはじめた。


まあ僕に今更、臆したんだろうな。

もう遅い!!


するとクロノ特級探索者が

東国の姫に向かって木刀を投げた。

「それでやれ!」

と言って。


木刀だと?ふざけんな!

僕が無手だから、

ハンデのつもりか?

まあいい。

負けたときの言い訳くらいはさせてやるか…


とりあえず久しぶりの戦い…

いや僕自身で戦うのは初めてだったか…

気合いをいれよう


「ブヒーーーーーーーーーン!!ブヒッブヒッ!

ブヒヒヒーン!!」

と、僕は大声をだし気合いを入れた。

すると修練場は大爆笑。

ゲラゲラみんな笑いだす。

中にはブタの鳴き声とかいう奴もいた。


フン!また弱いやつらの負け惜しみだな!

見てみろ!

クロノ特級探索者やまわりの世界ランカーの少女達は誰1人僕のことを笑っていなかった。

まあ例外で、

Bクラスのいじめっこヤンキー

Bクラスの嘘告幼馴染

Bクラスの動画撮影ギャルも笑ってなかったが…

実力がある人達にしか僕の

凄さはわからないんだ!


ちなみにもう一人の僕が戦うときは

オーラみたいなのが出てたんだけどな…

僕はただ汗だくになるだけだった…。

あれ?どうやるんだろ?

まぁいいや!




すると東国の姫も臨戦態勢、

木刀を手に構えた。

構えるというか木刀を腰に差し

抜刀の構えだった。


「はじめ!!」

と、審判の先生が言う。


「参る!!」

と言い、東国の姫は身体に雷を落とし

赤い雷が身体からほとばしっていた。


僕は

「くらえ!!!ブタオ必殺スーパー

ビッグピックアタッ…

うっぐえぇぇ!!!オロオロオロオロ…」


な、なんだ?

僕は必殺タックルをしようとしたら、

腹に激痛が

思わず嘔吐…

痛い痛い痛い痛い痛い

気持ち悪い気持ち悪い


うずくまり立ち上がれない…

僕は気を失う…。

しばらくして…

「しょ、勝者東国の姫!!!」

審判の先生


「医療班お願いするわ。」

と、東国の姫が言う。


僕は目を覚まし

すぐに痛みは引いたが、

僕の顔は自身の吐瀉物まみれ…

僕は負けたのか?

いやおかしい!

僕は強いはずだ!

ならなぜ?

不正だ!!!

「おい!ふざけんるなよ!

これは不正だ!不正不正不正!!!!」


「鬼神ブタオ君!不正と言うが、

まずこの模擬戦は相手を殺さなければ

全てが許される実戦形式のルールだ。

ダンジョンで魔物にいきなり殺されて

不正なんて言っても仕方がないのは

わかるかね?」

審判の先生


「チッ!なら僕はやっぱり不正に負けたのか!

くだらない」

僕は舌打ちしながら仕方なく負けを

一応は認めた…

クソ!!


「いや、不正はないよ!

真偽の水晶もあるし、君は一体なにが

不満で不正だと言うんだい?」

審判の先生



「クロノ特級探索者から受けとったその木刀です」

と、僕は東国の姫の不正を全校生徒みんなの

前でドヤ顔で暴いてやった。



− − − − − − − − − − − − − − 

読者の皆様 初心者の拙い文章ですが

☆ ♡ コメント など

いつも本当にありがとうございます。

励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。

思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよくろしくお願いしますm(_ _)m

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る